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クロスオーバーな音楽

70年代中頃になるとラジオや音楽雑誌でクロスオーバーという音楽が紹介される事が多くなってきた。ジャズロックではなくクロスオーバーだ。ジャズロックは集中力を要求されるある意味ハードな音楽だけど、クロスオーバーはとても耳障りの良いイージーリスニングになり得る音楽だった。
70年代の終わり頃、いきなり雑誌やラジオではクロスオーバーはフュージョンと言う耳慣れない呼び方に変わっていった。
これにはムカついた。散々宣伝しといて断りも無く勝手に変えるなよ!
私は他人に指図されるのが大嫌いな人間だ。
だから今でもクロスオーバーと呼んでいる。
フュージョンとは絶対呼ばない。
誰になんと言われようと納得出来ない事は許さない。この性格は社会人となった今思いっきり損なのだが仕方ないのである。
逆に80年代に出てきた軟弱な日本のバンドに対しては訓戒を込めてフュージョンと呼ばせて頂いている。

STUFF

STUFFのファーストアルバム。1976年発表。
全てがこのアルバムから始まった。
ニューヨークの腕利きスタジオミュージシャンが集結したらこんな素晴らしい作品が出来てしまったのだ。STUFFは1977年11月に日本にやって来た。当時高校2年生だったが無理してコンサートに行った。大阪厚生年金会館だった。

この時受けた衝撃はとんでも無いものだった。
クリスパーカーとスティーヴガッドのリズムセクションがもの凄い!
軽く叩いてるのにハードロッカーが思いっきり叩いたサウンドより迫力がある。
リチャードティのピアノもこれはリズム楽器だ。とても人間業では無い。
STUFFのこと書き出したらこれだけで終わってしまうよ!
1曲聴いてもらおう。

FOOTS

HERBIE HANCOCK/SECRETS

このアルバムも1976年に発売されている。
1976年という年はジャンルに関わらず名盤が多い。
1曲目のDOIN‘ IT これ1曲で撃沈だった。
ワーワーワトソンとレイパーカーの素晴らしいFUNKギターを聴いてくれ!

NEAL LARSEN/JUNGLE FEVER

1978年度作品
ニールラーセンは1977年グレックオールマンが日本にやって来た時のバンドリーダーだったのだが、このアルバムは全く別物だった。
ニールラーセンの弾くオルガンが最高に素晴らしい。しかもウィリーウィークスとアンディニューマークの黄金のリズムセクション。
素晴らしいアルバムだが、ニールが弾いてるオルガンはハモンドオルガンでは無いようだ。
長年の疑問なので知ってる方居られたら教えてね。

SUDDEN SAMBA

RALPH MACDONALD/THE PATH

1978年度作品
1976年にアレックスヘイリーのルーツと言う本がアメリカで出版され社会現象になった。
本を読んでない方でもクンタキンテと言う名前には聞き覚えがあるかも。
このアルバムのA面は壮大な組曲になっている。おそらくルーツに感銘を受けたパーカッション奏者ラルフマクドナルドが自身のルーツを曲に込めたのだろうな。素晴らしいアルバム。

THE PATH

WEATHER REPORT/BLACK MARKET

1976年度作品
このアルバム以降ウェザーリポートの人気は鰻上りとなる。JAZZファンのみならずROCKファンをも巻き込み素晴らしいセールスを記録した。このアルバムより参加したベーシスト、ジャコパストリアスの功績がとても大きい。

BLACK MARKET

THE BRECKER BROTHERS/BACK TO BACK

1976年度作品
人気セッションミュージシャンのマイケルブレッカーとランディブレッカーが結成したバンドだ。ブレッカー兄弟は人望があったのだろう。凄いミュージシャンが参加している。
ちょっとディスコ調なのでJAZZファンには総スカンだっただろうな。大好きなアルバムです。

KEEP IT STEADY

LEE RITENOUR/CAPTAIN FINGERS

1977年度作品

当時ラリーカールトンとリーリトナーはギタリストに凄い人気だった。
共通してるのがギブソン335というギターを買ってしまう事。友人達が335買って喜んでる姿はよく覚えているのだが、弾いてる姿を観た記憶が無い。テッドニュージェントぐらい気合い入れんと335でROCKを弾くのって難しいよ。
テッドのバードランドはフルアコやで!

THE CRUSADERS/CHAIN REACTION

1975年度作品

クルセイダーズで一番好きなアルバムがこのアルバム。ラリーカールトンが正式メンバーとして参加している。重いリズムセクションに軽快なギターサウンド。最高なのである。

CHAIN REACTION

GEORGE BENSON/BREEZIN

1976年度作品

このアルバムはめちゃくちゃ売れた。
勿論日本でもだ。
当時友人宅に行ったらこのアルバムがあった。
「買ったん?」って聴いたら「ねえちゃんが買った」と言いよる。音楽に特に興味の無いOLがジョージベンソンのレコードを買っていたのだ。
AORの大ブームが到来しレコードが爆発的に売れる時代に突入したのだった。

BREEZIN

PATI AUSTIN/HAVANA CANDY

ちょっと疲れたから歌もの行ってみよう。
当時CTIレーベルの歌ものって最高やってん。
レコードジャケットそのままの曲です。


HAVANA CANDY

ESTER PHILLPS/WHAT A DIFFERRENCE A DAY MAKES

1979年度作品

CTIもう一発行ってみよう!
ソウル〜ジャズシンガーのエスターフィリップスだ。ジャケットは気味悪いけど内容は最高!

WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES

DEE DEE BRIDGE WATER/JUST FAMILY

1978年度作品

スタンリークラークプロデュースのディディブリッジウォーターの最高傑作なのだ。
参加ミュージシャンも凄い顔ぶれだ。
聴けば解る。

JUST FAMILY

RETURN TO FOREVER/ROMANTIC WARRIOR

1976年度作品

リターントゥフォーエバーの1976年度作品にしてCBS移籍第一弾。
メンバーが凄い。
CHICK COREA、STANLEY CLARKE/LENNY WHITE/AL DIMEOLAの四人。

DUEL OF THE JESTER AND THE TYRANT

あかん😭
このまま永遠に続きそう。
腹減った😭
みんなも疲れたやろ。
これで終わりやす。

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