見出し画像

ISLAND(ATLANTIC)レーベル時代のMOTT THE HOOPLE

MOTT THE HOOPLE

MOTT THE HOOPLEはISLANDレコードのプロデューサーGUY STEVENSが「ボブディランとストーンズをミックスしたバンドをプロデュースしてみたい」という意向に沿って結成されたバンドだ。当時イアンハンターはディラン、ジョンレノン、ルーリードを敬愛していたらしい。
MOTTの作品はストーンズはともかくディラン色が特に濃い。コロンビアレーベル移籍後も変わらなかった。
このデビューアルバムは1969年に発表されている。
メンバーはこんな感じ。
IAN HUNTER/PIANO VOCALS
MICK ROLPHS/GUITER VOCALS
VERDEN ALLEN/ORGAN
OVEREND WATTS/BASS GUITER
BUFFIN/DRUMS

レコードに針を落とすと聴き慣れたYOU REALEY GOT MEのサウンドが広がる。キンクスの曲だな。いつになったら歌が始まるのだろうかと聴いてると何故かインストメンタルだ。なんでやねん?
2曲目のAT THE CROSSROADはディランっぽいフォークロック。3曲目はまるでLIKE A ROLLING STONEやんか。4曲目はイアンハンターの曲。これもディラン色が濃い。
B面に移ると「ROCK AND ROLL QUEEN」が始まる。これはSTONESだな。格好良いのだ!ミックラルフスの曲だな。
GUY STEVENSの「ディランとストーンズをミックスしたアルバムを作りたい」
まさにこのアルバムなのだ。良くないかと言えばこれがまた良いのだな。

NOTEを書くようになって良かった事は真剣に曲を聴くようになった事。
だって記事書くのに聴き流されへんやんか😭
このアルバムなんて買って1回聴いて放置していたアルバムなのだ。すまんかったのう。

ROCK AND ROLL QUEEN

MAD SHADOWS

1970年発表の2作目のアルバム。
レコードに針を落とすとハードロックが鳴り響く。ミックラルフスの作品だな。格好いい!
残り3曲はイアンハンターのバラードとロックンロールが続く。これも良いのだな。
B面は長尺の曲が3曲。
ハンターのバラードも良いがラルフスのロックンロールが最高なのだ。
好みの問題なんだけどね。
このアルバムは後日ハンターは「恥ずかしいアルバム」と失敗作の烙印を押してしまってるけど、ハンターさん!そんな悪いアルバムじゃ無いって。

THREADS OF IRON

WILDLIFE

71年発表の3作目のアルバム。
このアルバムには苦い想い出がある。
もう随分前の事だが初期フープルのアルバムは結構レアなので見つけたら買っていた。
なんとこのレコードは開けてみると強烈なうんこの臭いがしたのだ。儂は面倒臭さいので検盤など一切やらない。でもこいつは検盤したら良かったのう。
店員さんに臭い芳香をおもいっきり嗅いで貰いたかった。
そして感想を聴きたかった。
原因は多分カビだろう。ネズミやゴキブリの糞では無かった事を祈りたい。
ドイツ盤なので独盤なのだがこれでは毒盤なのである。
仕方ないのでレコードに洗剤つけてゴシゴシ何度も洗った。レコード洗って大丈夫なんかって?これが大丈夫なのだ。レコードって意外と丈夫に出来ているのだ。
ノイズも小さなノイズなら消せる。盤の摩耗や傷がなければ消えるよ。
このアルバムは臭い匂いは消えたのだが、もう一つなのだ。まず曲が臭い。
何をとち狂ったのかカントリー色が濃いのだ。それとラルフスが歌ってる曲全然良くない。
MOTTのカントリー聴いてみる?
聴きたく無いよね。

IT MUST BE LOVE

BRAIN CAPERS

71年発表の4作目のアルバム。
初期MOTTではこのアルバムが一番好きだ。
このアルバムではラルフスの曲が消えた。
1曲だけハンターとの共作があるのみだ。
前作の責任を取らされたのかな。前作はラルフスの曲が一番多かったけど過去最低の売り上げだったのだ。
初期MOTTではこのアルバムが一番好きだ。
英国では70年代中頃パンクロックが大流行したのだが、パンクロッカー達がリスペクトしていたのがMOTT THE HOOPLEだったのだ。
この曲聴けば解る。

DEATH MAY BE YOUR SANTA CLAUS

ROCK AND ROLL QUEEN

このアルバムは1973年発表のベストアルバム。既発曲ばっかりなので価値は低いがジャケがええやん!

前作BRAIN CAPERSは力作にも関わらず予想に反して販売不振だった。そしていよいよ解散の危機が訪れる。
危機を救ったのは絶頂期の大スターだった。
次回に続きます。お楽しみにね。
いらんか😭

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?