スワンプロックってなんやねん?英国編
DAVE MASON/ALONE TOGETHER
英国人でもっとも早い時点でスワンプサウンドに染まったのはDAVE MASONだろう。
このアルバムは1969年に発売された素晴らしいスワンプアルバム。デラニー&ボニーやレオンラッセル一派の協力の元制作された歴史的名盤なのである。
WAITIN‘ ON YOU
GEORGE HARRISON/ALL THINGS MUST PASS
ジョージもスワンプサウンドに大きな影響を受けており、デラニー&ボニーの英国ツアーにもECと一緒に参加している。
このジョージの実質的ファーストアルバムはデレク&ドミノスのメンバーが全面的に参加している素晴らしいアルバム。3枚組にも関わらず大ヒットした。
WHAT IS LIFE
JACKIE LOMAX/IS THIS WHAT YOU WANT?
ジョージの肝入りでAPPLE より発売されたジャッキーロマックスのアルバム。
ジョージ、ポール、リンゴの3人が録音に参加している。プロデュースもジョージ。
残念ながら売れなかったらしいが、一聴の価値あり。
1969年発表。
LITTLE YELLOW PILLS
ERIC CLAPTON
ブラインドフェイス解散後の1970年発表のECのファーストソロアルバム。
こちらもデラニー&ボニー一派が演奏に全面的に参加しているスワンプサウンド。
この頃ECはデラニーブラムネットに本格的にボーカル指導を受けている。
BAD BOY
JOE COCKER/MAD DOGS&ENGLISHMEN
ジョーコッカーの1970年米国ツアーのライブアルバムだ。これは最高に素晴らしい!
MAD DOGSとはレオンラッセルが集めてきた21人編成のバンド。
取巻きも入れて総員42人で移動していたらしく経費が掛かり過ぎて大赤字になりジョーコッカーは多大なる負債を抱え込んでしまう。
DELTA LADY
GREACE BAND
グリースバンドは元々はジョーコッカーのバックバンドだった。
このアルバムは1971年に発売されたファーストアルバム。
商業的には成功しなかったが素晴らしいアルバムだ。
WILLIE AND THE PIG
ROLLING STONES/EXILE ON MAIN ST
英国人によるアメリカ南部への憧れがたっぷり詰まったアルバム。
STONESがスワンプロックに急接近したアルバムだ。
私の学生時代はさほど評価は高く無かったのだが、現在は名盤としての位置を確立している。
SWEET VIRGINIA
VAN MORRISON HIS BAND AND STREET CHOIR
ヴァンモリソンのアルバムで一番好きなアルバムだ。全体的にとても明るくて馴染み易いアルバム。もちろん最高のスワンプサウンドだ。というよりソウルミュージックに近いかも。
IVE BEEN WORKING
VINEGAR JOE/ROCK‘N’ROLL GYPSIES
ヴィネガージョーはエルキーブルックスとロバートパーマーという強力ソウルシンガーを擁する英国R&Bバンド。
このアルバムは1972年に発表されている最高傑作なのだ。
FFELING
ROBERT PALMER/SNEAKIN SALLY THRU THE ALLEY
ヴィネガージョー解散後発表したロバートパーマーのソロ第一作なのだ。
おいおい!ロバートパーマーってスワンプなんか?という声が聴こえてきそうだが、このアルバムは微妙なのだ。最高の英国R&Bシンガーの一人なのは間違いは無いのだ。
BLACKMAIL
ELKIE BROOKS/RICH MANS WOMAN
次はロバートの相棒エルキーブルックスのソロアルバムだ。
スワンプファンには怒られそうだが、紹介しておこう。最高なのだ。
TRY A LITTLE LOVE
MAGGIE BELL/SUICIDE SAL
マギーベルのソロ2作目だ。
1975年に発表されている。
マギーのアルバムではこのアルバムが一番好きだ。
WHAT YOU GOT
FRANKIE MILLAR/THE ROCK
ラストは大好きなフランキーミラー。
彼はオーティスレディング直系のソウルシンガーだ。
HARD ON THE LEVEE