データ活用って難しい!?若手Domo buddiesが歩んできた、データ活用人材への道 ~【Domo人材育成 編】~
"データ活用人材をいかに育成していくか?"
DXやデータ活用を推進する上で多くの企業が頭を悩ませています。そこで今回は、Domo(ドーモ)のユーザーコミュニティであるDomo buddies(ドーモ バディーズ)で活躍中の若手buddiesメンバーが、これまでどのように成長してきたか、彼らの実体験をお話しいただいたパネルディスカッション「データ活用って難しい!?若手Domo buddiesが歩んできた、データ活用人材への道」における後半の【人材育成】部分のレポートをお届けします。
1. セッション概要
セッション全体概要や前半部分、ご登壇者情報はこちら(「データ活用って難しい!?若手Domo buddiesが歩んできた、データ活用人材への道 ~【Domo導入経費 編】~」)のブログをご覧ください。
※以下、敬称略でお届けします。
2. どうやってDomo活用できるようになった?
山名:ここからは皆さんがどのようにDomoでデータ分析できるようになったのかを教えてください。
山岡:導入してしばらくは、私は閲覧ユーザーとして社内講習でカードの見方を学ぶなどしてデータの扱いに慣れていくことからはじまりました。そこから興味関心が広がって、自分の企画提案に活用するため、「こんな表現はできるか」といったことを当時の社内のDomo担当者へ何度も何度も質問しに行っていたので、少し迷惑だったかもしれません。(笑)
山名:いえ、きっと意欲がある方だと思われたはずです。
山岡:したがって、社内の基本的なダッシュボードはある程度すでに確立されてはいました。しかし、先日からいざ自分が利用推進の立場に任命され、色々な方面から質問や修正などの要望を受けてみると、データの処理やETLの読み解きも覚えていないと気づき、やはり大変だなと実感しました。改めてDomoが提供するプレミアムサポートトレーニングの受講への参加を通じて、ビジュアライゼーションのスキルアップを目指している段階です。
山名:なるほど。他にはどんなことをやってきたのですか?
山岡:Domo buddies分科会(分科会って?という方はこちらのブログ>>「データ活用スキルを高める!Domo buddies データ活用分科会とは?」をご覧ください)も参加して先輩方から色々学ばせてもらいました。実は分科会に関しては最初は何か有益な情報を共有しなければいけないのだろうか、というようなプレッシャーを感じていて、参加してよいのか躊躇いもありました。でも思い切って行ってみたらbuddiesの先輩たちがグループディスカッションなどでも積極的に発言を促してくださったり、色々アドバイスしてくれたりと、アットホームで参加しやすい雰囲気でした。このあたりはお二人にも共感いただけるのではないでしょうか。
菅原:はい、本当に同意です!発言する際も、自分だけのちょっとした悩みだと思ったら “良い質問だね”といって次の分科会のテーマにしてくれたり。称賛し合う文化があって、なんでも話しやすく居心地が良いです。みんな同じところで困ってるんだなと知ることができたり、自社の課題であっても一緒に解決に向けて考えてくれたり、救われたタイミングがたくさんあります。
山名:Domoのコミュニティにもしっかり活用されていてDomo的には理想的なユーザーですね(笑)。山岡さんの会社もbuddiesも、気軽に質問ができる環境ですばらしいですね。吉永さんいかがですか?
吉永:山岡さんの話を聞いていて、教育やフォロー体制がしっかりしていてすごいなと思っておりました。私の会社の場合ですと教育の面でも自ら学んでいくという部分が求められておりました。私が意識していたことは、トライ&エラーでとにかく量を増やすことを意識していました。例えば、トレーニング研修を受けて概要をつかんだら自分のやっている業務を独力でDomoに置き換えることにいきなり挑戦しました。
山名:トライ&エラーの繰り返しは相当大変だったのでは?
吉永:最初はETLやBeastModeでエラーが頻繫に出て苦戦しました。その中で、buddiesで効果的な事例を学んだり疑問点を相談したりと試行錯誤で取り組んできました。Domoの事が本当に好きでDomoを極めたbuddiesの方々からもご助言を頂き、なんとかダッシュボードを作成できるようになってきたかなと思っています。試行錯誤で、とにかくアウトプット量を増やすというのは、他のデータサイエンスの勉強でも活かしていて、実際にプログラムを書いて試して、、、と繰り返して手を動かしながら勉強しています。
菅原:私も吉永さんと似ていて、導入前の技術検証時から作りたいものを目指して、ひたすら試行錯誤することでかなり理解が進んだ実感があります。また、私のいるICT事業本部では“10%ルール“というルールがあり、業務の改善や「興味のあること」に業務時間の10%を使いましょうというメッセージが上から発信されています。その大義名分のもと、buddiesの勉強会や分科会などのイベントにもたくさん参加して勉強できています。
山名:JALでも同じようにWPITという立候補型の社内副業プロジェクトがあります。選ばれると業務時間の10%をこのプロジェクトに使うことができるというものです。こういった活動が推奨されているのは、京セラコミュニケーションシステムさんとJALの共通項として、稲盛流なのかもしれません(笑)
菅原:10%というところまで同じですね(笑)!Domo buddiesの勉強会や分科会などに参加したり相談したりする中で、実際の事例をたくさん知ることができたり、同じ悩みもつ仲間と出会えたりすることは、すぐには目に見える成果に直結しないとしても、長期的に意味があることだと考えていて。そこに投資的に時間を使えるのはありがたいと思います。
山名:余白時間というのは大事ですね。本セミナーをお聞きの方も部下の方にも余白を与えてあげると一回り大きくなってくるかもしれません。時間の使い方をやる気に応じて考慮してあげるといいのではないかと思います。
3. 今後どんなことをしていきたい?
山名:では、皆さんに今後挑戦したいことを聞いていきたいと思います。
吉永:当社では農業分野でAIやビッグデータを活用した新規事業を進めていて、将来その事業推進に携わりたいという願望を持っています。そのためのツールとしてDomoは最適だと思うので、今はビジュアライズの機能を使っていますが、今後は機械学習を使った予測やデータサイエンスの機能を極めて活用の幅を広げていきたいです。
山名:ありとあらゆる分野でDXですね。日本の未来も明るいですね。では山岡さんはいかがですか?
山岡:私も社内でDomoに精通した社員を増やし、データドリブン的な思考をさらに広げていって、事業拡大に努めたいです。観光業界もDX化が期待されている業界だと思うので、Domoを通じて変革していきたいです。
山名:自身も近い業界にいますが、、、、。業界としても頑張りたいところですね。ありがとうございます。では最後、菅原さんに行きましょうか。
菅原:私も社内でデータ活用やデータドリブン経営が当たり前の文化を作りたいです。普段、自動化やUXの改善などやりたいけれど諦めてしまっていることがたくさんあると思っていて。そういった常識を変えていきたいです。そのためにも、参考になるようなダッシュボードやカードをbuddiesで学んで作って、社員の皆さんのアイディアやデータ活用欲を掻き立てられるような存在になりたいです。
山名:菅原さんは話を聞いていると、とても楽しそうなのですが、どうしたら他の人も同じように楽しめると思いますか?
菅原:どうして自分がこんなにDomoにはまってるんだろうかと考えると、“まだまだDomoでやれることが山ほどあるのだ”と日々 buddiesの活動の中で知れているからだと思っています。同じように、“Domoではこんなこともできるんだよ”というのを示せたら、どんどんやりたいことも湧いてくるんじゃないかなと思います。
山名:Domoのことをまだよく知らなくとも、意欲的にやってくれそうな人を導入推進役にしていくのが重要ですね。
菅原:あと、実はもう一つ野望がありまして…。社内でもbuddiesのようなDomoのユーザーコミュニティを作りたいと思っているので、buddiesに参加する中でそういったコミュニティ運営の勉強もしてみたいなと思っています。
山名:各社にbuddies支店のような部隊ができたら面白いですね。
4. クロージング
山名:本セッションで何度も登場したbuddiesというキーワードですが、これはDomoユーザーで作っているユーザー会の名称です。本日登壇いただいた3名のような意欲的な若手をはじめベテランユーザーまで、さまざまな業界、役割、経験のユーザーが481名強(2023年9月現在)参加しています。3つの分科会で毎月勉強会も開催しておりますので、少しでも興味を持たれた方はまずはそちらに参加いただけますと幸いです。
※Domoのユーザーコミュニティ”Domo buddies”では、毎月Domoユーザーによる勉強会を開催しています。今後のDomo buddies勉強会の開催予定一覧はこちらをご覧ください。
5. まとめ
当日、最前列で登壇した若手メンバーを見守っていたコミュニティマネージャ西尾です。ここ数年はコロナの影響もあったためか、若手buddiesの皆さんにとっては初めての大きな対面イベントの登壇でした。舞台袖ではとても緊張されており、私も一緒に手に汗握りながら観覧していましたが、そんな不安とは裏腹に、本番では皆さん堂々と自分の意見を述べ、楽しんでいらっしゃいました!素晴らしいセッションでした。
Domo buddies、もっと盛り上げていきましょう!
みなさんも、こんなメンバーのいるDomo buddiesに参画してみませんか?良ければ下記にアクセスしてみてください。