2023五島トライアスロンレポートその②【準備編】
バイク発送
以前の記事に書いたとおり、今回はバイクポータープロを200cmに納めるために無理やり加工し、宅急便200サイズで発送したのだった。
しかし仲間たちは皆「そんな面倒くさいことはとても無理」ということで、やむなく西濃運輸を頼っていたが、ちゃんと送られているのだかどうなんだか、というような状況でずいぶんやきもきしたようだ(最終的にはもちろんちゃんと届いていた)。
いろいろと例年と展開が異なるので、もし何かあっては大変ということで余裕を見て二週間前にはヤマト営業所に持ち込んだ。係の人は開口一番「どちらのフリマですか?」と来たもんだ。時代は変わったなぁ・・・
練習
さて実はバイクは二週間前どころか、ひと月前にはパッキングしてしまっていたので、もはやTTポジの実車練習もできない(もう一台あるからやればできるけど、面倒くさい)。どうせ昨年のランカウイ以来1ミリも乗ってないし(笑)。
ということでバイク練はいつもどおりひたすらZwiftでJETT練。一番強まっていた2021年の春ごろほどではないものの、昨年からほとんどずっと月1,300キロをキープしてるので乗り込めてる感はあった。特に最初の頃は決死の覚悟で臨んでいた金曜Bにしっかり最後まで乗っかってフリーで出し切れるようになったのは大きい。
ランは昨年から取り組んでいる「必ずトレミ(3%)でブリック」だけだと着地衝撃に耐えられない貧脚になっていることが判明したので、今回は5週前から週一で日曜Enduranceの後に実走に出ることにした。
5週前:30キロ 鶴見川沿い平坦→ゆっくり入って後半キロ5にあげられた。
4週前:30キロ 鶴見川〜新横浜大回り→最初からキロ5で入ったら後半潰れた。
3週前:30キロ 自宅周辺丘周回+鶴見川→抑え目にしたけどやっぱり潰れた。
2週前:21キロ 自宅周辺丘二周回→二周目はまぁまぁ上げられた。
1週前:10キロ 自宅周辺丘周回→ボチボチかな(Enduranceは75キロ中退)
なんと言っても今年は案外気温が低くて、暑熱馴化がさっぱり捗らなかったし、その割にはランで潰れまくりだったのが気がかり。これはもう「前半抑える」「上りで無理しない」で行くしかない。
それでもランも昨年から月200を継続しつつ、なるべく強度(ペース)を上げるように意識してきたので、5年前の絶頂期には遠く及ばないもののかなり戻せて来てはいる。
えっスイム?・・・ちょ、いや、聞かなかったことに・・・笑
情けない限りだが、スイムは本当に捗らなかった。4月から役職を外れたのでずいぶん平日は時間が取れるようになったのだが、なんやかんやと理由を見つけてはスイムをサボる癖がついてしまって、昨年の累計はなんとたった76.8kmという有様。今年に入っても4月までが月平均2キロという壊滅的な状態だった。
いくらなんでもこのままバラモンに行くわけにはいかん、ということで5月に何とか巻き返そうとしたが、それでも10キロ。これが元々「泳げる」人なら大丈夫だろうが、自分の場合は現状(出場者の中央値よりちょっと後ろ気味)維持が精一杯。
まぁしかし済んでしまったことは嘆いても仕方がない。現在の環境でできることは精一杯やった。
パッキング
今回も世界戦仕様のHUUBのトラバッグに昨年の皆生でA井さんにもらった鯛のお守りをつけていく。ロングの遠征の準備はいつも大仕事だ。忘れ物があったら大変なので、とにかくいろいろ「要らないかもしれないけど、無かったら困るかもしれない」ものをどんどん詰めるのですごく膨れ上がってしまう。
それでも、何年もやっているうちに作っている持ち物リストが次第に洗練されてきたので「これさえ見ておけば大丈夫」という状態にはなっている。いつも前日の夜にアタフタすることが多いが、今回は1週前にあらかたパッキングを済ませておいて、前の夜はほとんど再確認するだけで済んだ。
アレルギー
富士五湖のときにも悩まされていた指の皮膚炎は、まだひどい状態が続いていた。なんとか内臓から直そうと、酪酸を含んだ整腸剤を買って飲み始めたりしたものの、そう簡単に効果は出ない。そうこうしてるうちに2週前にもまた発作的に掻きむしってしまい、まったく安眠できない。これではレースどころではない。
ことここに至っては街の医院では話にならんと、嫁さんに強く勧められて半日潰して大学病院へ。ワンランク強力なステロイドを処方してもらうと共に血液検査も受けた。ただし検査結果がわかるのは五島が終わった次の週である。
しかしその後もしばらく悲惨な状態が続く。こんな強力な薬でもダメとか、一体どうすれば・・・と思っていたとき、「掻きむしり過ぎて痛いから」と飲んでいたイブプロフェン鎮痛剤に皮膚炎を増悪させる重篤な副作用があることを知る。えっ嘘!?治すつもりで飲んでた薬で逆に悪化させてたの俺・・・?
果たして、イブプロフェンを飲むのをやめたらたちまち炎症が改善し、夜も寝られるようになった。なんということ・・・薬の取説など一顧だにせず(いや、さすがにチラ見ぐらいはするけど)捨てていたが、今度から真面目に読まないといけないと痛感した。
幸い、出発する頃までには酷い炎症はほぼなくなって、ちょくちょく薬を塗っていれば普通に過ごせるレベルまで治って来た。良かった・・・先日の奥歯の件といい、今回はレース前に悪運が強まった感があった。
そしていよいよ4年ぶりの五島への出発の日、6月16日(金)の朝を迎えた。
ツアー・前日編へつづく。
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