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トラ屋オッサン、陸上ガチ練で撃沈の巻

今シーズン復活のガチマラソンは1月末の勝田と3月中旬のさいたまだ。しかし前記事にも書いたように、11月は気温の急変に伴うよくある体調不良で三週間ほどロクに練習できず、さらに12月に入って腰痛が炸裂してさらに練習不足に拍車が掛かっている。

つべこべ言ってもしょうがないのだが、そんなタイミングで「ラフィネ・ランニングスタイル」さん主催のさいたまマラソン出走者向け練習会の開催日が来てしまった。12月中旬だからちょうど良い感じに足ができてきてる頃かな〜なんて思ってたが甘かった。

思えば去年のBeyondのときもそうだった。申し込んだ時は好調で「このペースで行けっかも?」なんて思ってグループ選択してたのだが、その日になると絶不調という・・・今回も、申し込みの際は「よーしいっちょキロ4のグループでやってやんよ!」と思っていたのだが・・・

練習会は浦和の駒場スタジアムで実施された。当日は集合時間が朝9時、横浜から行くと7時過ぎには出ないといけないのでJETTのエンデュランスライドは欠席(実は少し走ってから行くことを目論んでたのだが、起きられず。のちに起きなくて正解だったことを悟る)。

朝起きたらiPhoneの表示する現在気温が-2°になっててビビる。なんでいきなりこんな真冬になるんや。しょうがないのでいろいろ着込んで駅へ向かう。小田急経由で新宿から湘南新宿ラインで浦和へ。

浦和に来たのは初めてだと思う。サッカーとか見ないし。陸上競技場までは駅からバスと表示されたが、1.7kmなのでアップがてらジョグで行くことにした。

この手の施設によくある謎の彫刻
かなり年季の入ったスタジアム

ちょうど良い時間で、ランナーがわらわらと集まってきている。

入ってすぐ受付

更衣室で着替えて(と言っても上着を脱ぐだけ)アップに出る。担当の人達が準備に奔走している。バックストレートのあたりの日陰にたまった水が凍っており、その除去を頑張ってくれているようだ。

アップ

実は陸上競技場ってのは、マラソンとかのスタートかゴールでしか走ったことがない。インターバルとか、ちゃんと練習してる人たちはよく利用してるのは知ってたが、陸上未経験者にとっては、なかなか心理的ハードルが高いのだ・・・

ランナー大集合

9時半過ぎに全員集合してオリエン開始。なんと今回は170名も集まっているらしい。すごいな・・・

今回ペーサーを担当してくれるのは「PTC(ペーサートラッククラブ)」の皆さん。もうみるからに足の速そうな、シュッとした素敵なお兄さんお姉さんたちだ。

全体の進行説明の後「今日のメニューです」おおっ「1000メートル10本です!」えっ・・・じゅ、じゅう・・・??

わしゃーてっきり、ジョグしたりペーランしたり、インターバルしたりいろいろやるから、インターバルは5本くらいだろうと多寡を括っていたのね。10本て・・・ちょっと待って10本とは知らずキロ4選択してきたんやけど。

しかも、インターバルつまりレストは200メートルジョグだという。マジか・・・これまでにも実走とかでインターバル練はやったことはもちろんある。しかし、いずれもレストは500メートル取ってた・・・あれは、ヌルすぎたのだ・・・

さらには「最後の3本は10秒ペースアップします!」ゲッ・・・10本やるだけでも無理っぽいのに、最後の3本は3分50?!素敵なお兄さんたちが鬼に見えてきた。いや、まぁ、たぶんそこに辿り着く前にTOASTだな。

「今日体調の関係でペースを落としたい方は、適宜後ろのグループに移っていただいて構いません」よかった・・・しかし、申し込んだ手前、キロ4でどこまでできるか、やるだけやってみるか。覚悟を決めた。ちなみに実走のセンバルではレスト500mで5本やったら死にそうになってたので、今日どれだけ調子良くても5本以上できるはずがないとは思っていた。

アップ

そこからは怒涛の展開だった。まずはストレッチから。特に片足立ちがまともにできない(フラついてしまう)ことにショックを受けた。このところスイムをサボり過ぎのため上半身もガチガチ。もとから固い下半身はなおのこと。

特にランジの体制で前膝をグリグリ回すやつは、堪えた・・・キツい、これはキツい!!

そして「動きづくり」という、よく陸上ガチ勢がトラックでやってるいろんなやつ(スキップしたり、足を外旋させたり)のメニューがすごかった。えっこんなことまでやるの?えっまだやるの?ちょwwwもうすでに脚にキテるんだがwww

ああ〜陸上ちゃんとやってる人たちは、いつもこういうの、やってるんだなぁ。取り組み方の姿勢のイロハから違うんだなぁ・・・などと妙に感心してしまった。

最後は「流し」を150メートルほどでようやくアップが終了。これだけでも「陸上の練習(全くの序の口だとしても)とはどういうものか」という点で目から鱗が落ちまくっていた。

さていよいよ本チャンのインターバル走の始まり。キロ4チームは人数が一番多くて(!)て2グループに分けられた。自分は後半グループで。もうこうなったら覚悟を決めてやるしかない。

練習開始

速い組から順次スタートしていく。トラックで計測するからGPSはオフにしといたほうがいいですよ、ということだったが、一応アップの時に測ってみてほぼ正確だったのでそのままで。いよいよキロ4の2グループスタート!

1本目 「これぐらいなら、行けるな」と思ったのは、半周までだった。1周回ってきた時にはすでに「やばい、やばいぞこれは」という気分。2周目にはすでに息が上がり始める。1キロはなんとかこなした。えっいま3分50切ってたよね?ちょwww

2本目 レスト200では全然回復しない。まぁ回復する前に次の負荷かける練習だから、しゃーない。もうすでに心拍がLT限界を突破してるんですが。「ゼーッ、ゼーッ」という感じになってきて非常にやばい。えっまた3分50切ってるよね?

3本目 無理。もう無理。マジ無理。アカンあかんアカン、ズルズル後退し始める。ラストの直線でついにちぎれた。思わず給水へ。集団は前の方へ・・・もう、アカン。ちぎれた自分でも4分フラット・・・

4本目 しょうがないのであとは一人でできるだけ頑張るしかない(他の人もみんな頑張ってるからこんな早々に辞めたら非常に恥ずかしい)。ペースはガタ落ちした気がしていたが、後でログみたらそれでも4分5だった。

5本目 後ろのペースの集団に混じったりしてフラフラと走ってたら、なんか周回のカウントがわからんようになって「なんか一周ようけ走った気がするぞ・・・」後でログみたら確かに一周余計に走っていた(ここだけ1.4km)。それでも4分15。

6本目 速いグループにもう何度もラップされている。途中の速度が4分20くらいに落ち込むが、最後の直線で巻き返したりしてなんとか4分5秒前後を維持していたが、もう限界。

7本目 給水して、ジョグ区間をゆっくり回して回復に努め、再度頑張るがたちまちTOAST、またペースガタ落ちになってこの回は4分15前後に落ちる。

8本目 他の(ちゃんとペーサーに着いていってる)人たちはここから10秒上げてる!!それは無理としても、自分もできるだけやらねば・・・必死で粘り倒してまた4分5まで戻す。あと2本!!

9本目 後ろのグループに吸収されたり、さらに置いていかれたりして中弛み、維持で踏みとどまるも4分10前後。あと1本!!

10本目 最後ぐらいは出し切って終わりたい、との思いも虚しく脚はヘロヘロ、途中まただいぶ落ち込む。最後の直線だけ必死で追い込んでなんとか4分10前後。

終わった・・・orz

もう、ダメ

厳しい・・・これは厳しい・・・多分、3時間一桁を狙うなら、今日ぐらいの設定ペースならギリでも完遂できないといけないと思うのだ。

やはりこういうリアルの練習会の重要性が身に染みた。身に染みた・・・けど、今後どうするかは、また別途(別なんかーい)。

そんなこんなで流れ解散となったので、必死で出し切った充実感半分、実力のNASAを突きつけられた失意半分をまぜこぜにしていろいろ思いながら帰ってきた。

まぁ〜これは自分の力が素直に出ただけだからしょうがない。一朝一夕にはいかん・・・のはわかってるけど、ワシらには残された時間はもうあんまりないのだ。どこまで行けるかわからんけど、できるだけあがいてみよう。

1月は、勝田の前に練習の位置付けでニューイヤーハーフを入れてある。さてどうなりますやら・・・

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