
メンヘラへの対処法
メンヘラについては、こちらの記事も参照してください↓
感情のコントロールが苦手
感情の浮き沈みが激しく、急に怒り出したり落ち込むと立ち直るのに時間がかかるなど気持ちの切り替えが得意ではなく、人に怒りをぶつけるなど自分の感情をコントロールすることが苦手です。
怒りや不平不満は「分かってほしい」「助けてほしい」「愛してほしい」という気持ちを素直表現できない時に相手に甘えたい表れです。
不平不満が多い
物事には必ずポジティブな面とネガティブな面があってもポジティブな面を見ずにネガティブな面ばかり気になるので文句や愚痴が多くなります。
自分ばかり損をしているなどの被害者意識を持ちやすい為、ささいなことで傷つきやすいです。
良い気分の状態でい続けることが難しく、つい過去の嫌な話や将来の不安などを思い浮かべ落ち込んだりします。
自己中心的
他よりも自分を優先して欲しい気持ちが強く、自分勝手やわがままと捉えられる言動をしてしまいます。
自分は弱く無力で可哀想な存在だから助けて欲しいと感じているので、他人よりもまず自分が世話をしてもらいたい、丁寧に扱ってもらいたいなど、意識が他人よりも自分に向きやすいのです。
対人関係でウマが合わなくなると相手を悪者扱いし、謝ることが難しいので関係の修復が苦手という面もあります。
寂しがり屋
他人に依存しやすく、甘えたい、愛されたい、守ってほしい、いつも一緒にいてほしい、頻繁に連絡を取り合いたい、褒めて欲しい、認めて欲しい、などを求める傾向があり、これらが叶わないときには相手を責めてしまいます。
人だけでなく、アルコールや薬物、ギャンブル、買い物やセツクスなどに依存してしまうケースもあります。
承認欲求が強い
自分自身を客観的に見ることが苦手なので、自分の才能や能力を認めることができない分、他人から認めてほしいと承認欲求が強くなります。
「こんなに努力しているのに誰にも感謝されない」とか「私ばかり大変な思いをしている」と文句が多いのは、承認欲求が表れです。また、自信がないために実際の自分よりも大きく見せようとして横柄で威圧的態度を取ったりすることもあります。
メンヘラな人への基本の心構え
・丁寧に優しく対応する
メンヘラな人は一度傷つくと感情的になって収拾がつかなくなることもあるので、言葉遣いを丁寧にする、話を最後まで聞く、相手の言っていることに「そう思うんだね」と共感する、など丁寧に優しく接することを心がけましょう。
反対意見も我慢せずに伝える
自分中心に物事を考えてしまう傾向があるため悪気なく「こうあるべきだ」とか「あの人はおかしい」など他人を悪者にしてしまうような言い方をすることがありますが、相手を否定するのではなく、「私はこういう考えだよ」などと主語を「私」にして、うまく自分の意見として伝え、おかしいと思ったら我慢せずに自分の意見をきちんと伝えることでストレスを少なくすることが出来ます。
相手の感情に振り回されない
舌打ち、大きな音を立てる、ドスドス歩く、大きな声を出すなどの態度や不機嫌な感情をぶつけて人をコントロールしようとすることがあります。
不機嫌な態度に耐えられず、相手の希望を叶えてあげようとすると、相手は文句を言う人でこちらは何とかしてあげる人という関係性が固定化してしまい、不機嫌な態度や威嚇が益々助長されます。
何とかしてあげようとし過ぎず、相手の不機嫌に振り回されないよう、自分は機嫌良くしているように心がけましょう。
愛情を伝える
「自分は愛されていない」と感じやすかったり、互いの関係について不安を感じやすいので、日頃から愛情を言葉で伝えるのがおすすめです。相手が不安になったとしても、どっしりと構えて「愛している」「支えたい」など、思っていることを伝えるようにしましょう。
「自分は男としてふがいない」「私は女性らしさに欠けている」など、性別に対するイメージや思い込みから自信を失くしてしまう時は、人としての魅力や素敵だと思うところを褒め「ありのままのあなたが好き」ということを丁寧に伝えてください。
不平不満や愚痴が多いので、無理のない範囲で話を聞くことが必要です。
急に偉そうな態度を取ったり機嫌の悪さをぶつけてくることがありますが、それは「もっと褒めてもらいたい」とか「もっと認めてもらいたい」などという気持ちの表れです。
他人と自分を比較して劣等感を感じやすく自信がない場合が多いので、その人の良いところを積極的に伝えて、楽しい気分に切り替えられるように、一緒に息抜きをするなど気分転換に誘うのも効果的です。
悲劇の主人公を演じたがり「自分ばかり大変」とか「仕事を押し付けられている」などと感じ「自分は大切にされていない」と思い込んでしまうこともあります。普段から「最近調子はどう?」と話しかけたり相手の話を聞くことで、大切だと思っていることを伝えていきましょう。
「自分はこんなに大変なんだ」ということを誰かに認めてほしがり、承認されたいし褒められたい気持ちが強く、傷つきやすいので、注意をするときは他の人には気付かれないようにするなどの配慮も必要です。
大人同士であれば無理に仲良くしようとせず、まずは自分自身が心穏やかにいられる距離を取ることをおすすめします。
どうしても密接に関わらなければならない場合は、もっとしっかりして」とか「もっと優しくしてほしい」など相手への要求を求めたくなりますが、そのような期待や要求は無駄なことで、自分が苦しくなるだけなので相手に何かを求めるのは諦めたほうが良いです。
無理をして自分が苦しくなってしまう前に、自分自身も信頼できる人やカウンセラーなどに相談するのがおすすめです。
あなたにネガティブな感情や行動をぶつけてきたとしても「認めてほしいんだな」「今、不安なんだな」と受け止めてください。
我慢し過ぎたり無理をしないためにも、
対応で困ることがあれば信頼出来るカウンセラーに相談しましょう。