【noteがIPOするぞ♫超簡単説明！】④キャッシュっておいしいの？てか企業にとっては生命線(^^♪
note株式会社のIPO（Initial Public Offering）することになりました。
専門外ではありますが、頑張って勉強して分析してみましたので、
私なりの理解について、超簡単に説明してみます。
①IPOって何？それ、おいしいの？についてはこちら
②IPOの具体的な内容は？についてはこちら
③Cap Tableでバリュエーション？についてはこちら
note業績ちぇーっく
事業内容は概ねよく理解できているということで、いきなり財務内容に入りましょう(^^♪
売上も順調に伸びているようで期待できますが、若干鈍化気味💦
note proによる拡大加速ももう少し時間がかかりそうです。
コストも継続的に上がっており、損失は拡大しています💦
そして、最も懸念しているのがキャッシュです……
キャッシュ大丈夫かな💦
キャッシュフローは大きなマイナス。
昨年度は6.5億円もキャッシュ赤字になりました💦
今年4月にテンセントCVCから20億円の出資を受けたので、8月時点で24億円弱のキャッシュがあります。
ですが、キャッシュバーンレート（一定期間にどの程度のキャッシュを費やしていくか）6億円/年であることを考えると、ワーストケースでは4年以内でキャッシュが尽きる可能性が……
そこまでにキャッシュ黒字体制にもっていけないとどうなるか……
・再度の公募増資（PO：InitialじゃないのでIPOとは言わない）
・パトロン企業に資本支援
・最悪は……
……いずれにしても希薄化懸念・株価下落のスパイラルに陥る懸念💦
IPOによる事業資金はあまり期待できないんですよね。
前も書きましたが、IPOであまり新株増資に割り当てなかったので、事業資金の獲得が少ないのです。
とにかく早く黒字化！これに尽きると思います(^^♪
がんばれ、note！
財務モデル作成ごっこ（お遊びレベル）
note株式会社の財務モデル作成『ごっこ』をしてみました！
素人がかなり大胆な仮説を立てながらざっくりとやったので、トンチンカンなところもあると思いますのでご容赦ください💦
B/S
まずはB/Sです。
11月末が決算期でして、FY22は8月（第2四半期）まで開示されていました。
・現金は24億円なんとかある（テンセントさんのおかげ）
・長期借入金は1.6億円
・運転資本の回転率は比較的安定している
P/L
・FY20～FY22までの3年間の実績(A)をベースに、FY23以降の事業計画(E)を作成
（FY22はQ3までの情報しかないので、×3/4で年間予測とした）
・売上高は減速気味だが3年平均を採用、結果YoY：146％
売上の仮定やコストの仮定は甘々ですが、このくらいやらないと全く利益出ない💦
それだけハードルは高いのか💦（売上だけでなく販管費どこまで増加抑制できるかがポイント）
TVはこのあとのDCF分析用の「ターミナルバリュー」です(^^♪
C/F（DCF）
詳細は省略しますが、キャッシュフロー(C/F)およびそれを元にしたバリュエーションをしてみました。
バリュエーションはDCF(ディスカウントキャッシュフロー）という方法です♫
参考資料: PwC、Plutus
売上成長率でかなりの無理（成長鈍化に目をつぶり成長率の3年平均を採用）したおかげで、初回バリュエーションは47億円とIPO時のバリュエーションと同程度です（図中央下の「株式価値（ディスカウント考慮後）」）
またIPO（少数株主の前提）なので、マイノリティディスカウントも考慮しました
但し、これだけのこと（背伸び？）をしても、3年間はキャッシュ黒字になりませんね💦
やはり、短期的に今まで以上の革新を進めて黒字化の道筋を確保することが重要そうですね(^^♪
まとめ
今日は忙しいので夜中になるかもしれませんが、ざっくり財務モデルができているので、色々と変数を変えて業績がどのような幅で変動しそうか、もう少し将来分析（いわゆる財務モデリング）ごっこもしてみようかと思います♫
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