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どまんだコラム「勝手にNTT変更社名予測大会(^^♪」

NTTが社名変更するというニュースが飛び込んできました。以前から話題にはなっていましたもんね。


記事の概要

  • NTTは正式社名の「日本電信電話」について、『電信』も『電話』も主要事業ではないので変更したいと法改正を希望

  • 今年4月に成立した改正NTT法で、社名変更が可能に

  • 新社名を来年春までに固め、来年6月株主総会で決議する方向

  • 社名変更でブランド力を高め、次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」などの国際展開を推進

競合各社のM&A事例を分析してみよう

(1)KDDIの場合

KDDIは、元々はKDDとDDI、IDOが母体です。

  • KDDは国際電信電話株式会社の略称で、日本電信電話公社(現NTT)から国際電話部門が切り出されました。

  • DDIは第二電電株式会社の略称で、当時の京セラ稲盛社長を中心にNTT対抗馬として設立。現在のKDDIもDDIが存続母体となっています。

  • IDOは日本移動通信株式会社の略称で、DDIの携帯部門と提携し携帯電話事業をしていました。

これらが経営統合し、KDD+DDI+I(DO)=KDDIとなったわけです。

じゃあ日本名は?

国際(K)第二(D)電電(D)移動通信(I)株式会社?
……にはならなかったわけで。

一端存続母体から株式会社ディーディーアイ(略称はKDDI)、翌年にはケイディーディーアイ株式会社、さらに翌年にはKDDI株式会社となりました。

つまり、会社名に意味は求めず、KDDIというブランドのみを遡及した事例となります。

この事例に合わせるのであれば、NTTも株式会社NTT?NTT株式会社?になるのですが……はたして?

(2)ソフトバンクの場合

孫さんが1981年に設立したPCソフト会社、日本ソフトバンク株式会社が起源です。
Yahoo株式会社を設立しネット事業参入、Vodafone(前身は日本テレコム)買収して携帯参入したりしています。
社名から日本を外したりホールディングス制に移行したりということで、現在の正式名称はソフトバンクグループ株式会社が、略称はSBGです。

変更履歴がないですね……これだと面白くないので、関連会社の事例をひとつ。

元ソフトバンクグループ内で金融事業をしていたSBIホールディングス株式会社(前身は旧ソフトバンク・インベストメント株式会社)がソフトバンクから切り出されました。

その後も会社名は変わらないままなのですが、その意味を
SoftBank InvestmentからStrategic Business Innovator
へ再定義されました。

後付けではありますが、元々のSBIブランド力を維持しつつ革新していく良い事例だと思います。

(3)NTTの場合……

日本電信電話公社が民営化に伴い日本電信電話株式会社(NTT=NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION)となりましたが、記事にもあるように日本電信電話株式会社法(通称NTT法)に基づいて設立されているので、名前は変えられなかったようです。

傘下の主要子会社は、NTT東西、NTTコミュニケーション、NTT Docomo、NTTデータで、現時点ではいずれもNTTの冠をかぶっています。

NTTの名前変更パターンを予測してみよう

(1)KDDI案はあり得るか?

無いと予測します。
島田社長は昨年「『電信』も『電話』も事業の主体とだんだんとマッチしてきていない」と説明しており、今回の記事でも「社名変更でブランド力を高めたい」と意気込んでいます。

であれば、社名に新しい事業戦略を織り込んでくると考えます。

(2)いっそのこと、NTTじゃない社名にするか?

それもないでしょう。
元の意味である『電信』『電話』はミスマッチとはいえ、NTTという3文字のブランド力は絶大です。
これを捨ててしまうことは現実的ではないでしょう。

また、NTTは連結子会社952社と関連会社141社(ウィキ情報)を有しているようですが、ほとんどの企業が社名にNTTを冠しています。
これを全部変えていくとなると、ものすごい費用と労力がかかることでしょう。

(3)SBI方式で行くか?

これが近い気がします。
NTTの3文字に関連する意味をつけてくるのではないでしょうか。

(4)略称や英語表記だけNTTを用いる?

これもあり得ると思います。意味合いとしては(3)と同義ですね。

NTTの変更社名を予測してみよう

ということで、本日の本題です。
皆さんもコメント欄で一緒に予測してください。
当たった方には……特にプレゼントは無いのですがm(__)m記事紹介させていただきます(^^♪

では、どまんだの予測……っとその前に、NTTの中期戦略をおさらいしておきましょう。

中期戦略

見てください。
New value creation & Sustainability 2027 powered by IOWNですよ!

IOWNはNTTが掲げるInnovative Optical and Wireless Network構想のことで、NTTが得意な光を中心とした技術で社会基盤を革新していく構想。
これをグローバルに広げていくことが、NTT将来戦略の根幹です。

https://www.rd.ntt/iown/
オールフォトニクスですよ!超光推し🎵

どまんだが社名の具体的な予測してみる

N,T,Tそれぞれに意味を持たせてくるだろうと思います。

元はNIPPON, TELEGRAPH, TELEPHONEですがいずれもすでに事業戦略にマッチしていないことはわかりました。

では、Nは?

最初はNEWかなとも思ったのですが、中期計画のIOWNを考えても、やはり頭文字Nに込めるとしたら、
Network
ではないでしょうか。

では、T×2は?

これは悩みました。
最初はTelecommunication(電気通信だけど広義に光通信も入るはず)が入ってくるかと思たったのですが……
IOWNであそこまで光を推してきましたので、Teleは使いたくないのかも。

であればこの二文字。

TechnologiesとTransformation!

IOWNでも技術と革新はコンセプトの根幹になっているようですので、この二文字は有力候補です。(IがあればInnovationを使えるのですが💦)

しかし……これを社名にすると、

NETWORK     ……ネットワーク
TECHNOLOGIES   ……技術
TRANSFORMATION  ……革新
ネットワーク技術革新株式会社

うーん、インパクト薄いっすよね。

ということで、どまんだ予測の結論は……

日本語会社名:
NTTグループ株式会社
or
NTTホールディングス株式会社

社名に込めたコンセプト:
NETWORKにおけるTECHNOLOGIESで社会をTRANSFORMATIONする

みたいな感じになるのではないかなと思いました。

みなさんはどう予測しましたか?

それでは、来春のNTTの社名決定・発表を楽しみにしています♫
(来春といっても、多分NTTさんからすると、いわゆる新春ではなく、晩春とか残春とか新緑とかと言われる5月を示していると思われます。
 NTTは3月決算なので、5月に年度決算発表します。それは当然6月の定期株主総会につながります。この話も、まさにそのルートに乗っていると思われます)

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