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とある若頭の高校生活

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初めて書いた長編になります。 小さい頃に観たとあるドラマをモチーフにしてます。
運営しているクリエイター

#日村勇紀

とある若頭の高校生活①

とある若頭の高校生活①

プロローグ

良い大学に入るため、

部活を頑張るため、

周りが行ってるからなんとなく、

人が高校に通う理由はさまざまである

これは、自らの夢を叶える為に高校生活を奮闘する、一人の少年の物語

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「ここが今日から俺が通う高校か…」

彼の名前は設楽〇〇、17歳

今日からこの『私立乃木坂学園高校』に通うことになった

なぜこの高校に通うこ

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とある若頭の高校生活⑤

とある若頭の高校生活⑤

珍しく遅い時間に事務所に顔を出した統

◯◯は事務所に住み込んでいるため、基本的に家では会わない

統が事務所にいる日中は◯◯が学校に行っているため、顔を合わせるのは久しぶりだった

統「学校の調子を聞こうと思って久しぶりに来てみたら、どうしたんだあいつ?」

そこには死んだような顔をしながら、ぶつぶつとうわ言のように呟いている◯◯がいた

岡「ああ…実はな…」

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とある若頭の高校生活⑥

とある若頭の高校生活⑥

◯「あー 良い眺めですなぁ…」

強敵だった追試を乗り越え、無事に夏休みを迎えることができた◯◯は海に来ていた

やはり夏真っ盛りということで、ビーチは水着の女の子たちで溢れかえっていた

◯「それにしても暑いな。こんな暑い日にはしゃいじゃってみんな元気だねえ…」

発端は夏休み前最後の登校日のことだった

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白「明日から夏休みか〜…っていって

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とある若頭の高校生活⑧

とある若頭の高校生活⑧

あっという間に夏休みも終わり、乃木高も新学期を迎え早3日が経っていた

「ほら、元気出しなよさく」

遠「だって…」

「まだあのこと引きずってるの?」

遠「それもあるけど…」

(あ、これはその先輩に惚れたな…)

頬を赤らめてモジモジしているので、非常に分かりやすい

「…それで、さくはどうしたいの?」

遠「とりあえず、会って一回ちゃんと謝りたい」

「んー、お姉ちゃんも3年生だから、聞い

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