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さいごに花の話をします(#ありがとう創作大賞2024)
創作大賞2024、やりきった、あとがきも書いて、読者応援期間という名の後夜祭も終わったから帰ろう・・・帰り道の屋台に残り物があったらいいなぁなんて思っていたら
こんなことをはじめている方が・・・!
祭が終わったと思ったら、みんなで手持ち花火に火をつけて、余韻を楽しんでいるような感じ、、、!
なら、もう少しくらいやりましょうというのが正直な感想です。
創作大賞自体の参加はたぶん3回目。
今まではその時その時で過去作をまとめて投稿して、淡い期待を胸にタグをつけては「そんなに甘くないよね」なんて思いながら参加していました。
正直あんまりほかの方の作品も読めてなかったです。
でも今回は秋谷りんこさんのお言葉
「創作大賞は祭です」を胸に、思う存分楽しませていただきました。
読んでほしいなら読みに行こうの精神で、たくさんの作品と出会えて本当に刺激的でした。
世の中にはこんなに何かを作ってる人がいるんだ、かっこいいな・・・って改めて思えましたね。noteさん、今年もほんとうにありがとうございます
。
さいごに、創作漫画「島ドラゴンの約束」について
そういえばとても大事な話をし損ねていたので語らせてください。
こちら、みなさん驚かれているのが「全編フルカラー125ページ」なこと。
正直、はじめからフルカラーにする予定ではありませんでした。
でもこの話のシナリオを組み立てていく中で思ったのです。
冬の寒さ、春の華やかさ、季節感の描写はどうしてもこだわりたい、、、!同じ火だって、竜の火と焚き火では違うものにしたい・・・!でもそれをモノクロで表現するのは今の自分には難しそう、、、フルカラーにしたら差がはっきりしていいけど大変。
一部カラー、、、どこまでカラーにするのか難しいな、、、とか。
そんないろんな葛藤を経た末に
「一番後悔しない、一番大変な道」として、全編フルカラーで描くことを選びました。
おかげで時間はかかったのですが、作品自体にはとても満足しています(足りない所は多々あるので反省はたっぷりありますが)。
結果として創作大賞にも参加できましたしね。
また、今回はちょっと取材にも出かけています。それは劇中、特に後半で登場する白い花について。
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この花にはモデルがあって、ニリンソウ(二輪草)といいます。春頃に咲く小さい花で、花言葉は「友情」「協力」「ずっと離れない」。
なにか、お話の中で、台詞になっていない所で大事な意味を持たせたいとの思いから、花言葉から調べていって・・・あれ、運命かな?あの子たちっぽい、これしかないじゃん!となって選びました。
ただ、ネットで写真を見るだけではサイズ感だったり、空気感だったりがイメージしきれなかったので、直接見に行って写真を撮ることに(咲いてる時期で良かった!)。
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「あぁ、あのキャラはこんな風に春を感じてたのかなぁ・・・」なんて、描いてる本人なのに聖地巡礼してる気分を味わいながら、マンガを描いてました。
よかったら、次の春が訪れた時にでもニリンソウ、探してみてください。
では、また次の作品でお会いしましょう。
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