ドルショック竹下
有料のと無料のがあります。
2011年頃からmen's nowというサイトで連載していた漫画です。
「特選小説」(綜合図書)という雑誌で2011年から掲載されていた埋め草4コマ漫画を集めました。 タイトルなかったので適当につけました。
過去のイラストをテキトーに置いときます。
スイミングから帰ってきた娘が、小さいビニール袋の包みを渡してきた。中身は焼き鳥である。 近所のスーパーの軒先に週3回現れる、焼き鳥の屋台。この町に引っ越してきた…
↑のエッセイに画像を添えたいなと思って実家のアルバムを漁ってみたが、祖母は写真も好きじゃなかったらしくほとんど見つからなかった。 旅行も嫌いで、行く約束してたの…
父方の祖母はいつもテレビで相撲を観戦しており、贔屓の力士は寺尾だった。 炭鉱で働く男に嫁いだ祖母は、やがて炭鉱を後にし建設作業員となった祖父に付き従い、関東に移…
昼食を食べたあと起きていられない。ホットカーペットの出力を「強」にして、簡易的な枕に頭をもたせ、簡易的な毛布をかぶってラジオをかけたままこの時間まで寝てしまって…
最近、鼻毛が出るようになってきた。 鼻の穴が下を向いているわたしとしては、「鼻毛が出にくい」という一点においてミポリンに勝っている。そのことが子供の頃からのアイ…
2024年7月24日 19:55
スイミングから帰ってきた娘が、小さいビニール袋の包みを渡してきた。中身は焼き鳥である。近所のスーパーの軒先に週3回現れる、焼き鳥の屋台。この町に引っ越してきた当初は物珍しくて何度か買っていたが、味が普通なのと店主の爺さんが無愛想を通り越してもはや失礼なんじゃないか、と買うたびにモヤモヤが募り、最近は足の向くことがなかった。ただ娘はやっぱり食べたくなる時があるようで、スイミングの帰りにスクール
2024年1月3日 20:10
↑のエッセイに画像を添えたいなと思って実家のアルバムを漁ってみたが、祖母は写真も好きじゃなかったらしくほとんど見つからなかった。旅行も嫌いで、行く約束してたのにキャンセルするくらいだったらしく、人生の喜びみたいなものをすべて拒否するかのような頑なさを改めて感じた。奇跡的に一枚、近所の公園で撮った写真を。春の朗らかな光の中で、こんな優しい顔をした人だったっけと。
2024年1月3日 02:39
父方の祖母はいつもテレビで相撲を観戦しており、贔屓の力士は寺尾だった。炭鉱で働く男に嫁いだ祖母は、やがて炭鉱を後にし建設作業員となった祖父に付き従い、関東に移った。子供は一人死んで七人。長男と末息子は親子ほどの歳の差で、六番目の父が30代半ば、つまりわたしが物心のついた頃には祖母は70代だっただろうか。共働きの両親の代わりに保育園に迎えに来るのは祖母の役割だった。祖父祖母と末の叔父が住むアパー
2023年12月7日 17:58
昼食を食べたあと起きていられない。ホットカーペットの出力を「強」にして、簡易的な枕に頭をもたせ、簡易的な毛布をかぶってラジオをかけたままこの時間まで寝てしまっていた。外は暗い。パーソナリティーが今日の天気とか週末の天気とかあとなんか楽しげなことについて話しているのを意識の端々に捉えながら、わたしは何か深刻な夢を見ていたらしい。目が覚めて右の手のひらを見ると、親指以外の全爪の食い込んだ痕が刻まれ
2022年2月5日 16:38
最近、鼻毛が出るようになってきた。鼻の穴が下を向いているわたしとしては、「鼻毛が出にくい」という一点においてミポリンに勝っている。そのことが子供の頃からのアイデンティティだったのに。どんなに美人でも、鼻毛が出ることはある。同時にどんな醜女でも、鼻毛が出ないことはあるのだ。鼻毛が出ていると、一緒にいる相手に少なからず逡巡を与える。指摘するか、するまいか。指摘して傷ついてしまったらどうしよう。た
2021年3月30日 02:04
2018年11月19日 12:43
2018年11月19日 12:40
2018年11月15日 13:37
2018年11月15日 13:32
2018年11月14日 12:27
2018年11月14日 12:23
2018年11月8日 12:14
2018年11月8日 12:12
2018年11月7日 12:34
2018年11月7日 12:28