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教育のミスマッチ

息子が生まれてからというもの、育休を取得させていただいている関係もあり、息子の教育について日々考えている。

0歳から何かしらの教育をはじめたほうがよいのか、それともまだはじめなくてよいのか。

SNSで同じ年代の子どもを育てる親を見ていると、0歳児からの教育に関心のある人、ない人とそれぞれいるが、教育に関心のある人はかなり熱心な人が多い印象だ。

僕自身、0歳児からの教育については懐疑的だったが、インターネットやSNSで情報を得るうちに関心を強く持つようになった。


というのも0歳児からの教育に果たしてどれほどの効果が期待できるかはさておき、何も教育しなかった場合の後悔が怖いというのがあるからだ。

とはいえ0歳児の子どもに対して、できることは限られているし、基本的には遊びや絵本の読み聞かせになると思う。

特に乳幼児期の遊びが発達にとって重要なことは保育園や幼稚園でも言われていることと思う。

図書館界では乳幼児期の読み聞かせが言葉の発達や親子の愛着を育む上で大事だと言われている。

今から語ることはあくまで僕の印象だが、日本で無償で受けられる教育というのは本当に最低限のラインなのだなと感じている。

最低限の教育を日本に住む全ての子どもたちに受けさせられるというのは、一人一人の権利を保障する上でとても大事なことだと思うし、否定したいわけではない。

ただ、小学校受験や中学校受験を目指す方々がいるのを見ると、最低ラインの教育以上のものを求める市民が一定数いるのだと感じている。

賛否両論ある早期教育に自発的に取り組む家庭もそうだと思うし、0歳児から塾や通信教育による家庭学習をはじめている家庭もそうだと思う。

英語に関していえば、効果はさておき胎児から英語の掛け流しをはじめようなんて言われたりしている。

そうした需要は近年増えつつあるのではないだろうか。

小学校受験や中学校受験、私立の学校に通わせることのできる家庭は金銭的に余裕のある人たちだ。
金銭的な余裕のない家庭は金銭的な面が問題で子への教育投資に格差が生じてしまう。

そういった格差は個人的にはなくてほしいと思う。
(我が子のためにも)

最低ラインの教育を保障しつつ、一人一人の学力に合わせて、教育を進められるような体制に変えることはできないものか。

学力でクラスを分けたり、個別指導したり等
あるいは進級という手もある(個人的にはこれが一番現実味あると思う)

最低ラインは早々にクリアし、次のレベルに行きたいと思う子たちは結局レベルをあげようと思ったら塾に行くとかして、追加でお金を払うしかない。

最低ラインの保障はもちろん大事だが、学ぶことに意欲的な子たちのためにも、今の体制を変えることはできないものなのだろうか。

個々の発達成長に差があるように、一人一人のレベルに合わせた教育が求められていると思う。

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