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嵐のまにまにキノコや花や@いつもの森
昨日9月1日の森になります。
なんとなくモヤモヤする気持ちは介護のことやら、仕事のことやらもあるけど、台風が週末の「生きる時間」を妨害することが大きいと思う。
でもね、台風が来るならくるで「嵐の森」というテーマで森に沈んでやろうと思案していた。
現実は、人間の予想をあざ笑うように迷走したのち衰退した。さらに人間の天気予報を蹴飛ばすようにお日様が顔を見せる。
流石に食料品の買い物だけは必須だったので、それを済ませてからの遅めのスタートとなったのだけど、それならばそれで先週友人が撮った3時にならないと咲かないという花を撮ってやろうという目標にチェンジした。
あと、先週のタイワンアリタケの成長も気になっているし、好きなラン科のミヤマウズラも気になっている。
それとあわよくば、ナガバナコウヤボウキもね。
なんやかんやで森に到着したのが11時過ぎ。
駐車場の車は両手で数えられるくらい。
風はなく、直射日光は蒸し暑い。
さっそく毎年咲いている、駐車場脇のミヤマウズラを探してみると、それよりも先に目についたのが新鮮なキノコ。
ハナオチバタケがいい具合に枯れ葉の陰から顔を見せている。
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これを撮る前に後ろから声をかけられた。
「花かなにか探しているのですか?」
ミヤマウズラが咲いていたら教えてあげようと思ったのだが、なんとなく遠慮のない問いかけに気が失せる。
「なにかないかなぁ、と思って・・・」
実際はハナオチバタケをみつけウキウキしていたのだけど、わりに深めの溝に飛び降りないと撮れないアングルなんだよね。
撮影に集中したくて、そっけなく答えたってのはある。
その人が行き去ってから溝に入り撮影したのだけど、そいつが戻ってきて上から覗かれた。
結局、その御方はもう何も言わずに立ち去ったのだけど、これが嫌なんだよね。ほぼほぼ「素敵なハナオチバタケ」と答えたところで、無言か、下手したら軽蔑の態度でそっぽをむかれるのが、経験上わかっているのだ。
そんななか、横に生えている数本のほうも撮ってみた。
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ハナオチバタケはかなり好きなキノコなんだけど、これは褐色型で、実は同じハナオチバタケに赤いのものいるの、これがなかなか会わないんだけど、和傘を連想させてとても魅力的なんだよね。
また会いたいものです。
このすぐうえに白いのもいました。一応のせとこっかな。
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さて、嵐のあとの形跡でもないかと思いながら歩いたけど、あんまりないんだよね。木が倒れているとか、落ち葉がたくさん落ちているとか、、、
そんななかで、唯一みたのがこれ。
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地面に落ちている羽化後の空っぽの繭はちょくちょく見るのだけど、なんとなく様子が違う。それで拾ってみたら重みがある。
あ、これ嵐に落とされたな、と思ったのさ。
まあ、無事羽化できるのかどうかわからないけど、なんともしようがやないから、そのまま写真だけ撮ってみた。
光は差し、いい感じの光が待っている。
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さて、実はここ辺りから、かなり時間をかけて「葉の裏探検隊」をやった。
先週見つけたタイワンアリタケも、嵐に流されることなく成長していた。
ちょっと何枚か撮れたので、「別のnote」で特集してみたいと思う。
正直、ちょっとマニアックなので、望んでいない読者もいるかもしれないという人並みの配慮をしてみたいと思うわけさ、エッヘン、
さて、途中をぶっとばして、次の写真は、ワタシの好きなシチュエーション。
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どうしても、こういうのは撮ってみたくなるんだよね。
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ほんとなんでもない緑と光にもはっとさせらたんだから、撮ってみる。
この「はっ」ってのが、写真で表現できて届けられるといいんだけど、なかなか難しいね。
あと、無言のテーマになっている蜘蛛の巣ね。
脱皮後の空蜘蛛と実態、それと枯れ葉がいい感じだった。
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みためはもうちょっと光に揺れている感じなので、アングルを変えてアップしたら、レンズのいたずらで実物以上に光った。
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このあたりから登り坂でしんどくなってくるんだけど、教えてもらった花が咲く時間まで1時間以上あるからゆっくり登っていく。
そういえば、昨年撮った「地上の星」はどうなってるんだろうと思いだす。
去年ほどの繁栄はしていなかったけど、少し咲いていた。
去年のような撮り方はもういいかな、笑
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時間をみながら、すこしづつ歩くと、大きなキノコに遭遇。
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ベニイグチかな、と思うのだけどよく分からない。というかすでに傷んでいる感じだった。
と、ここで、目に入ったのがミヤマウズラ。
こんなとこにミヤマウズラが、、、、駐車場の脇ではみつからなかったので、嬉しかった。駐車場脇は多くの人が知っていて、みんなのミヤマウズラって感じだけど、ここは人知れず咲くって感じがするな。ま、マイミヤマウズラってことにしておこう。
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こんどはオレンジのキノコが目に入った。
派手めもキノコのほうが好きだな。
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さて、花が咲くという上の池についたのが2時53分。
さっそうく草をかきわけてみると、、咲いていない。
仕方なく、よこに咲いていた白い花を撮ってみるが気合が入らない。
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2時53分に咲いていないことに考えてしまう。
確かに3時すぎとは聞いている。
だけど、電車のダイヤじゃあるまいし、花が時計を見ているわけもない。
毎日の天気も微妙に違うし、光の当たり方も違うはずだ。
もしかして、もう花期は過ぎたのではないだろうか?とか。
嵐のあとなので咲かないのではないか?とか。
で、別の茂みに入っていくと、、、、あ、赤とんぼ
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すでに気がそれているんだけど、あれ、あれれ。
一輪咲きかけている奴がいる。
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時計をみると3時2分。
もしかして本当に3時すぎると咲き出すのか、とふと腕をみると、、、
あ、あ、あ、キタ〜、素腕にマダニ。
一旦そこを離れ、マダニを凝視。
それにしてもイカリジン15%の高い天使のスキンベープを吹きまくったのに、その腕に止まるか?信じられん。
と以前より余裕をかまして、人差し指と親指で輪っかを作って、人差し指にパワーを注ぎ、ピンっと勢いをつけて弾き飛ばす。
5分まって再度茂みに入ると咲いていた。
みるみるうちに咲くのにびっくり。
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けっこう虫がたかっている。
この時間が虫の活性が高まるのかもしれないな。
まあ、なんにしろ会えました。
が、急速に雲が厚くなり真っ暗になってきた。
さすがにここまで来たら降られずに帰りたい。
急いで山を降りるのだけど、いい感じのキノコも気になる。
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やはり適当に撮ってはイマイチだな。
ま、早く降りよう。
まだ3時すぎなのに真っ暗な山道を急いでおりる。
とはいえ、この途中のどこかでナガバナコウヤボウキが咲いているかもしれない。と注意しながら降りたけどみつからなかった。
オトコエシは咲いていたので、適当にシャッターを切り急ぐ。
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と、あと少しというとこで雨が降り出した。
まあ、こうなったらゆっくり行くかと、傘を差す。
雨の森を一枚。
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なかなか、充実した午後の森でした。
そうそう、帰りに駐車場脇のミヤマウズラもみつけました。
2株咲いていました。
※嵐のまにまに「葉の裏探検隊」につづく
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