春の蝶と山桜と野の花と……大切な友人に思いを馳せて
そろそろギンイチ(ギンイチモンジセセリ)の季節だな、ということで遠征を呼びかけた。
人間の都合と蝶の羽化(昨年の実績)が合致するかどうかは難しい。
来週なら昨年の実績どおりなのだが、一旦話がすすむと我慢できなくなる。
ということで一週間早い人間の欲求が優先された。
きっと蝶も合わせてくれるだろう、という身勝手な思い込みの賜物である。
しかも、ワクワクして眠れなかったというお子ちゃま集団という曰く付きである。
昨年の実績の場所へついたのだが、河川敷が工事されている。
嫌な予感を走らせながら探したが、みつからない。
結構探したのち、友人が1頭のギンイチをみつけた。流石です。感謝❗️
羽化したてでキレイな個体。でも一頭しかいなかった。最初の一頭である。そしてワタシたちにとっては、最後の一頭の可能性が大^_^
ほかにもツマキチョウやベニシジミ、ヒメウラナミジャノメに出会う。
花も写した
ギンイチに会えたことで本日の大きな目標を達成してホッとする。
ただし、去年は沢山会えたことを考えるとやはり一週間早かったのかもしれない。かといってあまり遅いと傷だらけの疲れた姿になっているので、難しいところだ。
さて次なる目的は、サカハチチョウ春型、ウスバシロチョウなんかで、山のほうに向う。春の山は若々しい美しい薄緑と点在する山桜がキレイで、つい車をとめて写真をとりたくなる。
蝶が飛ぶすがたをみると、その度に車をとめて写真をとる。
また、少し歩きながら蝶を探す。
渓流の大きな岩に枯れ木がたち、その下をツツジが彩るという目を見張る光景があった。
今回は花も多く写真に収める。
結局サカハチチョウとウスバシロチョウには会えなかったが、かなり充実した今期初遠征となった。
さいごに、共通の友人の近況をきき驚きながら呆然と無意識にダム湖の写真を撮っていた。友人の気持ちを思いを馳せながら。