見出し画像

雨のなかのキノコたち&ちょっとだけ花@M公園

昨日のダウナー系の森探索のことはすでに記憶から飛んでいて、ほぼ無意識にカメラを持ち街なかの緑地公園にたっていた。
土砂降りのなかの鮒釣り師をみつめながら、なにやってんだろうなぁ?とは思う。毎日のように池にきて竿を振る人は、釣りが好きでたまらず通い続けるのか、無意識の習慣になっているのか、やらずにいられない強迫観念に襲われたのか、それとも暇人なのか?
あの釣り師たちと土砂降りの森に立つ“写真撮り”はどこが違うのだろう。
きっと最後の条件は同じだと思う、、、ひ、、ま、、、じ、、、、ん〜〜
そんなふうに浮かぶ自虐を両手で消し去って雨を楽しむ。
やはり、夏の雨とくればキノコだよ。
密かにまだみぬ「キヌガサダケ」という美しいキノコを思い浮かべる。
梅雨どきの竹林、午前中だけひらくレースのドレス。
まさに薄っぺらな情報にぴったりの季節と場所なのだ。
でももちろん、逢うのは簡単ではない。
最初の出会いは生まれたばかりの白い兄弟たち。

右下の枯れ葉にかくれたチビを見逃しはしない

なかなかの出会いに気持ちが高ぶる。
そのすぐ近くにバカでかい白いキノコが佇む。同じ種類かどうかはわからない。手のひらぐらいの大きさがあり、なんとかその大きさを表そうと思うのだが、アイデアがおもいつかない。タバコとかライターを横に置くという写真を見ることはあるんだけど、あいにくタバコは20年前にやめたし、そもそもただの記録写真になってしまうのは写真撮りの表現方法じゃない。

写真で大きさを表すのはムズカシイな。横の木のふつうの大きさの葉っぱとくらべておくれ。
それとも、傘のうえに集るショウジョウバエから大きさを想像しておくれ。できるか〜い!!
となりの緑の葉っぱと並べる

この緑地公園はかなりキノコが多いほうだと思う。もっとも珍しいものはないのかもしれないが、キノコ素人の毒多にとっちゃあ十分なのだ。

濡れた落ち葉をかきわけ生きる
雨のキノコは艶っぽい

ほんと見たようなキノコが多いのだけど、濡れて艶っぽいのでどんどん撮ってしまう。でもなんとなくスナップっぽいな。
そんななか花が咲いているのを見つけた。これはノカンゾウかな?

深い緑のなかのオレンジ色は目立つ
アップでも撮ってみる
こんな森

普段絶対に水がたまらないだろう木の根本が昨夜の土砂降りで池になっていた。右下がノカンゾウ。写真に撮ったのはもう少し手前の花。
このとなりがキヌガサタケと会える竹林である。
もちろん妄想である。
なので、カメラは別のモデルに向く

こんな感じ
雨のなかの青
雨の竹林

そしてまたキノコが目に入る。

わりに大きなキノコ
生まれたてのカワラタケと生まれたての緑の芽とのコラボ
キノコだけだと単調になりがちなので、どうしても緑とのコラボが多くなる

やはり、花は少ないように感じるが、リュウノヒゲが咲いていた。ちがったジャノヒゲだな。

ジャノヒゲ

こういう花もどう撮ろうか結構悩むんだよね。花のアップをとってみたけど、なんかありきたりな気もする。じゃあどうとればいいんだ。で、こんなふうなショットを選んでみたんだけど、つまり真正面からのアンダーで花とヒゲを浮かばせるって感じ。
もう少し歩いていると極小のキノコを発見。
キノコとは思わなかったんだけど、レンズで拡大されたのを見ると紛れもなくキノコの形をしている。しかも細い枝に並んで立っていた。

ちょっとドキドキしたキノコ

なんか違うな、と感じながら選んだのはこっちね

今日の一番のお気に入り写真

さて、今日はそんなに時間がないんだ。1時間ほどでそうそうに引き上げる。帰り際みつけたキノコを遠目に写しながら撤収です。
もちろんキヌガサダケに会えることもなく、、、、笑
もちろん蝶が飛ぶこともなく、虫もまったくでてきませんでしたとさ。

森の奥のキノコ


いいなと思ったら応援しよう!

毒多
よろしければサポートお願いします