仕事ができると思っている人ほど、やりがちなこと
▼音声を聴きながら、読むとより理解しやすいかも
今日はですね、仕事ができると思ってい人ほどやりがちなことについてお話しします。
今回の話は、上司と部下両方あり得る話ですが、上司がこれに陥ると、結構致命的な問題につながりやすいので、リーダーとか責任がある立場の方は特に気をつけたほうがいいですね。
結論からいうと、
「相手の話を聞かない」ですね。
「いや、私話聞いていますけど」みたいに思う人が大半だと思うんですけど、僕が言っているのは「話をしっかり聞くこと」です。
相手が「言いたことを全部伝えられた、気持ちを全部吐き出した」と思えるまで、話を聞くことが大事なんですよね。
言いたいことを全部聞いていたら時間がいくらあっても足りない、という反論もあると思いますが、僕の知る限りそれはないかなと思います。
なんでかっていうと、一度でもきちんと話を聞くと、その後のコミュニケーションが短くて十分になるからなんですよね。
以前の放送で、
僕は治療家なので、患者さんを相手に仕事をしているのですが
「僕は初めての患者さんの話をとにかく時間をかけて聞くようにしている」っていうことを話したことがありますが、これは認知だろうと、気難しい人だろうと、とりあえず最初に話をとにかく聞きます。
ひどい時は1時間以上ただ話を聞くだけのこともあります。
もちろん目的を持って聞くので、自分の聞きたいことを質問しながら話を聞きます。
僕が患者さんと話す時に意識していることは
・この人はどんな気持ちで今いるんだろうか
・今どうしたいと思っていんだろう
・僕にできることと、できないことをきちんと話そう
・一緒に取り組んでいくことをきちんと話そう
これらを思いながら、初回では話を聞くようにしています。
ポイントはただ話を聞くというよりも、相手の思いとか気持ちに寄り添って、自分ができることは手伝うよ、というスタンスで話を聞きます。
こうすると次回から、お互いの気持ちがわかっているから、細かい話は抜きにして、どんどん加速して進んでいくようになるんですね。
大人になるとそうですが、自分の言いたいことを丁寧に聞いてもらうという経験はほとんどの人はないんですよね。
だから丁寧に時間をかけて話を聞くことで、それだけ感動して、信頼関係を築けるようになるんですよね。
だから「話をしっかり聞く」というのは、「時間がいくらあっても足りない」状況とは、むしろ真逆の状況になるんですよね。
これって部下の話を聞く時にも大切なんですよ。
僕は良く学生さんの指導を任される時がありましたが、彼らの話を初回で、とにかく時間をかけて聞くようにしていました。
そうじゃないと、悩んだ時に僕を信用して、打ち明けてくれなくなっちゃうから。
やっぱり指導する人って、される側からしたら怖いんですよね。
権力があるから、逆らえないし。
だからそこは「君の味方なんだよ」っていうのを徹底的に出すことを意志していましたね。
ここまでで話を聞くことの大切さがわかったと思うんですけど、じゃあどうやって話を聞いたらいいのか、という実用的なテクニックの話をしますね。
お勧めは「アクティブリスニング」という方法です。
3つだけポイントがあります。
①話を遮らずに最後まで聞くこと。
相手の話をの途中で「それってこうゆうこと?」みたいに早合点したり、遮らずにとにかく最後まで聞くこと。
②リアクションをとることですね。
相手に聞いている姿勢が伝わるように、大きく頷いたり、大きな声で「なるほど」みたいに言うことですね。
可能なら「そうだったんだ」「それは知らなかった」「さすがだね」と言った感じで声に出して大きくリアクションをとるといいですよ。
もし可能ならメモを取りながら話を聞くのもありです。
ただし明らかに微妙な話をしている時は、メモを取る手を止めたりして、抑揚はつけたほうがいいですね。
③疑問点はすぐに質問すること。
話の腰を折らないように、相手の話が終わったタイミングで、質問を入れるといいですね。
頭のいい人ほど、「なぜそれしなかった」「なぜ見過ごした」みたいに「なぜなぜ」攻撃をしがちですが。これはな、相手を信用していないことがわかるから、信頼されない上司になっちゃうんですよね。
だから聞く姿勢を持つと言うことを意識するといいと思います。
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