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【名著をゆる〜く解説】仕事ができない人に気づきをくれる『ビジネスフレームワーク図鑑』

▼音声を聴きながら読むと、理解しやすいかも


https://stand.fm/episodes/6213971a7e43fa000798b6f5


この本はいろんなビジネス場で使える「ビジネスフレームワーク」がたくさん載っている本になります。

ビジネスフレームワークって何?
って思いますよね。

簡単にいうと、物事を整理するための枠組みのことなんですよね。

よく課題とか、問題とかがあったときに、どうやって整理して、どうやって考えたら良いのかっていうのを、明確にして、行動にうつせば、早く効率よく、しかも高い成果で解決することってあるんですよね。

例えば、「自分の会社の競合を調査しよう」ってなったときに、「製品」「価格」「流通」「販売促進」とかに分けて考えた方が具体的で、かつ効率よく解決できそうじゃないですか。

こうやって、目に見える形で、何をどうするのかっていうのを考えるのが、ビジネスフレームワークの良いところなんですね。

なので、仕事ができない人とか、職場でダメ人間扱いされて辛い人とかは、一度この「ビジネスフレームワーク」を自分の仕事のやり方とか、コミュニケーションとかでも試してみると良いかもしれないですね。

「ビジネスフレームワーク」を知っているのと、知らないでなんとなく仕事するのでは、結構歴然とした差が出るんですよね。

なんでかっていうと、決まった手順で思考するので、思考が早いっていうのと、論理的にしかも具体的に説明ができるようになるので、共通認識を持てるようになるんですよね。

さっきの例みたいに、例えば「価格」についてとか、「流通」についてとか考えるようになると、具体的な話で勧められるじゃないですか。

そうすると、みんなも目で見てわかるから、
「これはこうだから、こうしたら良いんじゃないかな?」とか前向きなディスカッションにもつながるから、仲間と一緒に問題解決ができるようになるんですね。

つまりビジネスフレームワークを学ぶというのは、自分の思考を早めることもできるし、わかりやすく説明もできるようになるから、仲間にも協力してもらいやすいっていうのだあるんですね。

なので、仕事ができないと思っている人、もしくはこれから社会人になって仕事をしようとしている人は、気づきがあるとお話しかなと思います。

逆に仕事である程度成果を出せている人からすると、知っている話になると思うので、復習として聞いてもらえたら良いのかな、というそんな放送になります。

いくつかビジネスフレームワークがあるんですが、大前提で知っておいて欲しいのが『6W2H』思考ですね。

これは基本です。
問題があったときに、多面的に網羅して考えられる思考法ですね。

6W2Hというのは頭文字をとっていて、

Who    誰が
Whom   誰に
What    何を
Why    なぜ
When    いつ
Where どこで
How    どのように
How much いくらで

の8つの視点で考えるんですね。
この8つの疑問詞に対してそれぞれ具体的な答えを書いて、情報を網羅していく形になります。

例えば、問題点として
「離職率が高くて、すぐに看護師さんが辞めてしまう」
という問題があったとするじゃないですか。
これ実際に僕の職場の問題なんですが。

これをこの8つの視点で見ていくんですね。

Who    誰が    入職して3年以内の、優秀で優しい看護師さんが
Whom   誰に    適当な仕事をするスタッフに不信感を抱いている
What    何を    2021年に入職した10名のスタッフのうち、4名辞めてしまった
Why    なぜ    仕事の効率が悪くて、適当にやる事が当たり前になっている風習に意義
             を唱えると、いじめられて、辞めてしまっているようだ
When    いつ    最初は意義を唱えて動くが、何を言っても無駄だと思うと辞めてしまっ
            ている
Where どこで   ナースステーションや病棟で起こっている。
How    どのように 看護師さんそれぞれが個性が強く、声の大きい態度のでかい看護師さん
            が好き放題やっており、コミュニケーションが看護師さんの間で希薄に
            なって退職をする
How much いくらで  1人あたり平均300万円ほど採用コストがかかっている

Who    誰が    主語を明らかにすることができる。
Whom   誰に    対象者が明らかになる。
What    何を    考えることの事実や構造を明確にする。
Why    なぜ    目的や原因とかの意図を明らかにする。
When    いつ    期限やタイミングを検討する。
Where どこで   エリアを検討する。
How    どのように 手段や手順を明確にする。
How much いくらで  時間やお金、人などの資源の検討。

つまり、この8つの視点で考えると、問題に対して、多面的に、かつ具体的な情報を網羅することができるんですよね。

なので、6W2Hの視点は基本です。
報告書の提出とか、上司への説明をするときは、この視点で説明をすれば、理解されやすいですね。
逆にいうと、「何を言っているのかわからない」とか言われてしまう人とか、「もっと論理的に説明してくれ」とか言われてしまう人は、この8つの視点を見直してみると良いですよ。

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