【名著をゆる〜く解説】全ての考えの基礎『ドラッカー のマネジメント』
▼音声を聴きながら読むと、理解しやすいかも
マネジメントの話を今日はしていきます。
仕事をする上では当たり前だし、もう知っている人も多いと思います。
逆にいうと、マネジメントを知らないで仕事をやっているのは、やばいと思うので、仕事をする上でマネジメントは覚えておいた方がいいんじゃないかなって思いますね。
マネジメントって何かというと、簡単にいうと目的地があったら、
「そこにどうやって行こうか」ってことを考えるのが、マネジメントです。
で、目的地まで実際に行くのに、指揮をとるのが、リーダーシップですね。
だからマネジメントとリーダーシップは必ずセットで動きます。
今回は、そのマネジメントだけの話になりますね。
そもそもどうやって行くのかっていう作戦会議がろくにできないで、目的地にたどり着くことなんてできないので、まずはマネジメントを頭に入れるっていうのが大事ですね。
マネジメントって本屋さんとかで本を読もうとすると、分厚い400ページぐらいの本とかがあるんですよ。
それだけマネジメントは難しいです。
細かいテクニックもあるし、何より理屈だけで簡単にできないから、マネジメントはまじで難しいです。
だからせめて知識だけは頭に入れた状態でやった方がいいですよ。
マネジメントっていうのは、日本語にすると「管理」という意味なんですよね。
管理とは何か、その課題をどうやってクリアするのか、っていうのを考えることなんですよ。
で、この「考える」という部分に細かいテクニックがあるんですよ。
戦略って言ったらわかりやすいかな。
ここを深掘りしてもいいんですけど、セグメンテーションとかマーケティングの話とかって、訳がわからないと思うし、多分理解している人はもうとっくにできていることだから、あえて細かい説明は省いて超簡単に言いますね。
要は「考える」とは何をしたら良いのかっていうと、
今目の前にある課題はどうやったらクリアできるのか。
そのために何をするのか。
自分たちの資源で何ができるのか。
ここを具体的な手順で考えるだけなんですよね。
これだけ聞くと「なぁんだ当たり前じゃん」って思うでしょ。
でもね、上手くいかない人は、ここの考えが甘いんですよ。
僕の前のパワハラの職場なんかまさにそうですけど、みんな同じミスばかり繰り返していたんですよ。
それでいて、何年経っても何の成果も出せないで、パワハラ上司に怯えながらみんな仕事をしていたんですね。
基本的にですけど、仕事のマネジメントって、メンバーの「やる気」もしくは「モチベーション」がかなり大事になってくるんですよ。
何でかっていうと、「前のめり」になってやることって、高い成果が出せるからね。
例えば、大好きなサッカーとかだったら、何時間でもできるでしょ。
僕も大好きなゲームだったら、何時間でもできるし。
「もう2時間もやっちゃった」ってやつ。
あぁゆうふうに、好きなもの「前のめり」になれるものって、夢中でやるから高い成果につながりやすいんですよ。
だから部下育成のマネジメントというか、仕事のマネジメントで一番大切なのは、メンバーのやる気を引き出せるような、目的を設定することなんですよ。
ここはリーダーシップと絡んできてしまう部分ですね。
よくさ、「お前らやる気あんのか?」とか怒る上司とか、「俺の部下は指示まち人間で自分で考えない奴らばかりだ」とかいう上司がいますが、はっきり言って、それって「上司のマネジメント」が下手すぎるだけなんですよ。
部下のマネジメントが下手だから、部下も動いてくれないだけなんですね。
仕事って、部下とかが、何色を示したときは、おそらく事業の定義が理解できていないことが多いです。
事業の定義っていうのは、自分は何のためにこの仕事をしているんだろうという部分です。
ここを言語化できないで仕事をするというのは、何のために行くのかわからない、暗闇を通ってい
るようなもので、どこに向かって歩いているのかもわからないじゃないですか。
そうじゃなくて、この先にある光に向かって歩いて行くんだよ、っていう風に、何のためにこの道を進んでいるのかを、きちんと明確にする必要があるんですよね。
例えば5年後、10年後どうなりたいから、今この仕事をする、のような考え方ですね。
ここのビジョンを具体的に示すことがめっちゃ大事なんですよ。
リーダーになる人が一番にやらなきゃいけないことですね。
あとやらなきゃいけないのが、メンバーの目的の確認ですね。
これに関しては、メンバーの数が多すぎたら、一人ひとりに聞くのは難しいんですけど、メンバーがそれぞれどんな目的で、何をしたくて仕事をしているのか、それと事業の目的が両立するような仕事の設計をするのが、マネジメントなんですよ。
こう聞くと難しいですよね。
要はみんなの「何でこの仕事やっているの?」「何やりたいの?」を聞くことがマネジメントには必須ですよね、という話です。
じゃあマネジメントをするにあたって、何をしたら良いのか、これはね、みんなと飲みに行くことだと僕は思います。
Zoomとかでも良いんだけど、お互いの本音が聞けるような話をするのがマジで大事ですね。
そこからの、事業の定義化です。
僕は、今の職場で4月に病院っぽくないイベントをやろうと思っています。
具体的には病院の中に桜を咲かせて、患者さんをお花見させようかなと思っているんですよね。
これをみんなに言って、どうやって興味を持ってもらって前のめりにするのかって言ったら、まずはみんなの話を聞くんですよ。
で、僕の思いを話すんですよ。
そこからのこれのやる意味ですよね、事業の定義を一言でバンって提示しました。
「看護師さんにうさ耳をつけて写真を撮りたい」って。
これを言ったらメンバーのみんなから「バカじゃないの?」
って言われるんですけど、僕はどうやっていかに気持ちよく看護師さんたちがうさ耳をつけて写真を撮らせてくれるのかを真剣に考えますからね。
やっぱ大義名分が必要だから、これをこうして、ここはこうやって、って。
つまりマネジメントの本質はみんなの心の奥底にあるニーズを拾い上げて、いかに興味を持たせるか、そしてそれをどうやって実現できるのかを考えることなんですよね。
これがマネジメントです。
だからマネジメントのコツは、飲みに行くってことですね。
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