最近、「頭を使っていないな~」と思うときに、佐藤優、東浩紀、大澤真幸、内田樹、木村草太さんの本を読むようにしています。
今回は、最近のGen Zの指導方法や自分が組織内での生き残る方法が不安になったため佐藤さんの「組織を生き抜く極意」をピックアップします。
また、佐藤さんが各界の人と対話する時にどのような質問の仕方をするのか気になったため「天才たちのインテリジェンス」をピックアップします。
組織を生き抜く極意
2016年以降、部下の教育方法が、以前とは変わりました。
部下の育成が最大の悩みという上司が増えているなかで、どのように部下を育成したらいいのかのヒントの記載があります。
部下の育成方法がなぜ2016年以降変化したのか気になる方は、以下の「ゆるい職場」が参考になります。
会社内での今後の生き方のヒントは以下です。
例えば、メガバンクの銀行員は52、53歳あたりが実質的な定年と言われていて、サラリーマン人生が短いため、40代に将来の身の振り方を考える人が多いようです。
努力は才能と言われます。大谷翔平やイチローの例を見ても然り。
「社会的に責任ある地位にいる人は努力して当然だけど、市井の人にそれを押し付けるのは違うよな~」と感じていたところ、面白い視点がありましたので、紹介します。
競争社会に身を投じて、自分を磨り減らしていく人は多いと思います。
適切なタイミングで社会人人生の見直しが必要というヒントがあります。
私は、たまに地方大学での講義を担当していて、非常にやりがいがあります。趣味としてもコミュニティとしても貴重な存在になっています。
最後ですが、人生の残された時間に対する意識です。私も最近、やたらと残された時間を意識するようになりました。年を取ったということでしょうね 笑
次は、「天才たちのインテリジェンス」です。
「闇金ウシジマくん」で有名ですが、私がはまっている「九条の大罪」を執筆中の真鍋昌平さんとの対話が面白かったです。
背景説明ですが、
真鍋さんは「闇金ウシジマくん」をずっと連載することも出来たと言っていますが、「慣れちゃうとどうやってもそれ以上の自分を発揮できない。それを壊さなきゃいけない感じだった。そのままやったら多分自分自身が腐っていくな。どこかで慣れの中でやっているものって越えられないんだす。自分の持っているものを全部捨てて一から築き上げようとした」と言っています。それで、ウシジマくんを辞めて、連載が始まったのが「九条の大罪」になります。
文化人類学者の磯野真穂さんとの対話も、目からうろこでした。
私は、磯野さんを今まで存じ上げませんでした。この本の良いところは、今まで自分が知らなかった専門家の話を聞けることです。
最後に、哲学者の大澤真幸さんです。以前、大学生の時に、大澤先生の授業を受講した経験がありますが、まさに、天才という感じが漂う方です。
大澤さんのおかげで、日本の知力が底上げされていると思います。
大澤さんや佐藤さんのような、責任ある知識人が出現した時代背景がわかりました。
手元の本が増えすぎているため、今回紹介した2冊(「組織を生き抜く極意」、「天才たちのインテリジェンス」)は、買おうか迷いました。
読み終わった結果、自分の考え方や思考に影響を与えてくれて、このような形で紹介するに至ったため、買って正解でした。