もっと人生を足掻こうよ
この本の中のでてくる人たちは、みんな一生懸命生きている人たちだ。
頑張って、踏ん張って今までなんとかやってきて、それでも今まで通りにはいかなくなって躓いている。
八方塞がり。
だけどもう一踏ん張りしよう、と自分の人生を諦めてはいない。
そして「もう一踏ん張りしよう」と思わせてくれる人が近くにいる。
私が好きな短編は、“旅をあきらめた友と、その母への手紙”
私は、海外留学を通して更に友人のありがたさを感じるようになった。
そして良い友人とは何か、と考えるようになった。
果たして私は、彼らの良い友人であるのか、と。
例えば悲しいことがあったとき。
隣でじっくり話を聞いてくれるとありがたい。
嬉しいことがあったとき。
一緒におんなじように喜んでくれるとありがたい。
どうしようなく嫌なことがあったとき。
一緒にお酒を飲んで、愚痴に付き合ってくれるとありがたい。
だけど、最近思う。
愚痴に付き合ってくれるのもありがたいけど、一通り愚痴をこぼした後に
「もう一踏ん張りしますか!」と、さっぱり前を向いてまた明日を迎えようと思わせてくれる友人は、本当にありがたい。
ナガラとハグの女友達の距離感がすごく好きだ。
私もそういう友達が欲しいし、私もそういう友人でありたい。
しんどいよね、たまに本当にやってられないよね。
でも、
一生懸命生きる姿を近すぎず、遠すぎず、見守ってくれる友人。
ぜひこの素敵な友情を見てみてください。
Written by あかり
アラサー女
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