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もっと人生を足掻こうよ

人生の成功者と言われなくても、目の前の五十メートルを全力で駆け抜けるのだって、十分気持ちいいじゃないか。

さいはての彼女 原田マハ

この本の中のでてくる人たちは、みんな一生懸命生きている人たちだ。

頑張って、踏ん張って今までなんとかやってきて、それでも今まで通りにはいかなくなって躓いている。

八方塞がり

だけどもう一踏ん張りしよう、と自分の人生を諦めてはいない。

そして「もう一踏ん張りしよう」と思わせてくれる人が近くにいる。

私が好きな短編は、“旅をあきらめた友と、その母への手紙”

私は、海外留学を通して更に友人のありがたさを感じるようになった。
そして良い友人とは何か、と考えるようになった。

果たして私は、彼らの良い友人であるのか、と。


例えば悲しいことがあったとき。
隣でじっくり話を聞いてくれるとありがたい。

嬉しいことがあったとき。
一緒におんなじように喜んでくれるとありがたい。

どうしようなく嫌なことがあったとき。
一緒にお酒を飲んで、愚痴に付き合ってくれるとありがたい。

だけど、最近思う。

愚痴に付き合ってくれるのもありがたいけど、一通り愚痴をこぼした後に
もう一踏ん張りしますか!」と、さっぱり前を向いてまた明日を迎えようと思わせてくれる友人は、本当にありがたい。

ナガラとハグの女友達の距離感がすごく好きだ。

私もそういう友達が欲しいし、私もそういう友人でありたい。


しんどいよね、たまに本当にやってられないよね。
でも、

どこでもいい、いつでもいい。一緒に行こう。旅に出よう。
人生を、もっと足掻こう。


一生懸命生きる姿を近すぎず、遠すぎず、見守ってくれる友人。

ぜひこの素敵な友情を見てみてください。


Written by あかり

アラサー女


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