【息子たちに伝えるレシピ】その5【ラーメン】
ラーメン。
ちょー美味しいよね。
食べると幸せを感じるよね。
今日はそんなラーメンの作り方だよ。
麺だけ市販のものを買ってきて、スープは自分で作ってみよう。
材料(1人前)
・中華麺(菊水のがうまい)1玉
・チャーシューとか好きな具 てきとー
【スープ】
・味覇
・醤油
・オイスターソース
・味の素
・かつお節
・サラダ油
・塩、胡椒
・にんにくチューブ
・ネギの緑のところ
こうやって最初にズラーっと材料を書かれるとめんどくさすぎてやる気が出ないよね。
わかる。
なので、もう地獄のようにめんどくさかったら、お湯を沸かして味覇と醤油。
スープはこれだけでいい。これだけでも美味しいよ。
だけど、上記の調味料はなんだかんだでキッチン周辺にあるだろ?
なるべく色々と入れたほうが複雑というか雑味が増えてなんだか深い味になったような気分が味わえる。
料理の面白さって色々とあると思うけど、こうやっていろんな調味料を足して味を作り上げる楽しさがあるんだよね。
分量は毎度てきとーにやってるからわからないんだけど、まあ味のベース、基礎になる部分から少しずつ入れて味見しながら決めていくといいと思うよ。
今回の場合は味覇と醤油かな。
とりあえず、先日長男に作ったレシピを書いてみましょう。
1・麺を茹でるためにフライパンに水、スープを作るために鍋にどんぶり一杯分の水を入れて火にかける
2・スープの鍋が沸騰したら弱火に落として長ネギの緑のところを投入。
味覇、醤油を少しずつ入れて味見をしてみる。かつお節大さじ1くらいをレンジでチンして指で粉々にしておく
3・もうね、ここからは君の自由だ。
オイスターソース、味の素、かつお節を少しずつ入れて味を確認する。今日1日の中で一番の集中をすること。
塩やサラダ油、にんにくチューブなどを慎重に足しながらちょうどいい塩梅を探す。今君が飲んで美味しいスープではなく、これに麺を絡めて食する、ということを頭の中に置いて味見をするように。
そういえば最近、「塩味」(しおあじ)のことを「塩味」(えんみ)っていう人が増えてきたように思う。
調べてみると「塩味」(えんみ)という言葉は昔からあって、別に最近にできた言葉ではないらしい。
だけどね、パパは50年以上生きてきて「塩味」(えんみ)って今まで一度も聞いたことがなかったんだよね。
もちろんパパは世界のすべての言葉をチェックしているわけではないから、単純にパパだけが知らなかった言葉、ってオチも考えられるよね。
不思議な体験だね。
4・麺を茹でる。
麺を茹で始めたらもう食べ終わるまでノンストップ。
恋人や上司から電話がかかってきたりしても完全に無視すること。
もしいきなり強盗が入ってきたとしてもこれからの作業は止めることはできない。
恐らく強盗も「うわ、重要なタイミングで強盗に入っちまったな、今は止めておくかな」と思うかもしれない。
「強盗よ。やるならやれ。俺は今からラーメンの仕上げをしてそれを食う」
こう言い放とう。
それでも止まらなければ
「湯ぎりの湯を浴びせるぞゴルァ!」
と叫ぶ。
5・麺が茹で上がる30秒くらい前にどんぶりにスープを満たす。
こだわりたいのなら、どんぶりにはあらかじめお湯を入れて温めておいてもいい。
そして麺が茹で上がったら湯ぎりし、スープに静かに沈める。
6・いただきます。
麺が伸びないうちに味わいつつも一気に食べるべし!
打つべし!打つべし!
今回は具を色々と乗せてみたけど、長男氏。君は「具なしのラーメン」が大好きだよね。
だからパパは君のために「具なしのラーメン」を何度も作ったよ。
具に惑わされずに純粋にスープと麺だけを味わい、ラーメンを評価する。
こう書くと君は海原雄山ぽいよね君は。
料理は愛情。