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グループホームに母を訪ねる

年末、急遽グループホームに入居した母に会いに行ってきました。
会いに…というかホームの主治医の先生ではカバーできない検査を継続するため、総合病院の主治医の先生と今後のことを話し合うための通院があったから仕方なく行ったのだが(苦笑)

前日、通院のお迎え時にバタつきたくなかったので、外出用に念のために必要だというリハビリパンツと「まだ編み物ができる」という母の暇つぶしのために毛糸を数玉届けに行ったが、施設では面会日と人数が制限されているため母とは顔を合わせることはなかった。
「便りがないのがいい便りと思ってください」と施設長さんが言っていたけれど、施設に預けるということは、必要以外で母に会わなくても済むのだな!と、改めてホッとする。

翌日、タクシーで母を迎えに行った時も、玄関までの世話は介護士さんたちがしてくれるし、病院への申し送りもホームの看護師さんがわかるようにしてくれている。私は母をタクシーに乗せ、病院へ行き、主治医の先生と話し、ホームに送るだけ。
帰りのタクシーで運転手さんが道を間違え、母の見知った場所を通らねばならなくなったときは「帰りたい」と言い出したらどうしようと思ったけれど、そういう衝動ももう母にはないようだ。

ホームにつくと
「ここはどこ?」
「お母さんが住んでる家だよ」
「ふーん」
と、すたすたとホームに入っていく。

少し前、デイサービスの職員さんと「デイにきたての頃はずいぶんキツイ人だなと思ったけれど、最近は良い感じに痴呆が進んで穏やかになってきましたよ」という母評をもらっていたので、本当にこれで安心していいのかもしれないと思う。

母、足がめちゃめちゃ細くなっていた

帰り際、「帰るの? また来てね」母は何度も繰り返した。
ふつうはここで「罪悪感」を感じるのだろうけれど、同じセリフを言われたあと「母をひとり」おいていくときの方がずっとずっと心が痛かった。
今は(私にとって嫌悪の対象だった)母を笑顔で迎えてくれる人たちが24時間側にいてくれる。

ありがたい…。

出来うる限りのフォローは致しますので、これからも母をよろしくお願い致します。

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