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歯茎がうじうじすると春を感じる。
日差しがあっても風が冷たい。
日差しがないととにかく寒い。
そんな日が続いていた中で、今日のように陽気に溢れる日が突然現れる。
気持ちが浮かれて徒歩2分の公園に足を運ぶが、
徒歩1分経過するあたりで口腔内に違和感を覚える。
痒い。
歯茎が痒い。
いる。
奴らが飛んでいる。
花粉だ。花粉がいる。そこかしこに。
花粉症と呼ばれるものの一端なのだろうか。命の芽吹きを感じると、同時に口腔内や耳の中の粘膜に腫れを感じることがここ数年で増えた。
感染症についての情報が溢れる昨今、花粉症についての勉強が足りていないのだが、数年前の情報についての知識で言えば、花粉ポットがいっぱいになって久しいのだろうか、
ボワボワする、いや、ウジウジする。
痒いけどかけない、までいかないが、とにかく腫れて膨張する感じがする。
寒がりのわりに汗をかきやすいため、厚着は苦手だ。少し薄着で肌寒い位が昔から好きだ。
早くそんな服装で近所を散歩したい。
できることなら、この顔を覆う不織布無しに闊歩してみたい。
春めくと歯茎ウジウジするよね、と数年前から言い始めて、
まだ誰にも同意されたことがない。
誰の同意も得られなくても、今年も誰かにこの話を聞いてもらいたい。
なんてことない話をしたい。