社会保険労務士はやめとけと言われるのはなぜ?意味ない?
個人的には、社会保険労務士(社労士)は非常に役に立つ資格だと思っています。
ですが「社会保険労務士はやめとけ」「社会保険労務士は意味ない」という声を聞きますよね。
社会保険労務士がネガティブに言われてしまう理由には、次のようなものがあります。
試験の難易度が高い
試験の合格率が低い
事務作業が多く仕事が地味
社労士事務所の雰囲気が悪い場合もある
就職転職で有利にならない
思ったほど稼げない
集客できず仕事を獲得できないリスクがある
業務内容が認知されておらず将来性がない
AIなどの技術が発達すると、社会保険労務士の仕事がなくなる(かも)
結局は「試験の難しさと収入が釣り合わない」「地味で将来性がない」ということのようです。
社会保険労務士試験は合格までにどのくらいかかるのかというと、平均して1年くらいです。
合格者の学習期間については、10ヶ月での合格が最も多く、次に1年という結果が。
勉強時間でいうと、合格までに800時間~1000時間はかかります。
合格率は約5~7%しかありません。
数字だけ見ても難関資格なのがよく分かります。
また、社会保険労務士の平均年収は、以下のようになっています。
20代:380万円~480万円
30代:420万円~600万円
40代:550万円~750万円
50代:690万円~800万円
たしかに、50代で年収800万円くらいとなると、そこまで高くはないでしょう。
「試験の難しさと収入が釣り合わない」という声が出ても仕方がないのかもしれません。
ただし、独立開業すれば話は別です。
年収3,000万円以上の安定収入を得ている社会保険労務士もいます。
たしかに、集客がうまくできない人もいるため、社会保険労務士資格は「食えない」と言われてしまうことがあります。
ですが、集客がうまくできないというのは、社会保険労務士に限った話ではなく、社会保険労務士という資格の問題ではないでしょう。
話を戻します。
「社会保険労務士はやめとけ」と言われてしまう理由は分かります。
ですが「社会保険労務士は意味ない」というのは、それは自分次第ですよね。
今はアイデア次第でどのようにでも資格は活かしていけます。
どのように士業資格を活かしていけばいいかについては『行政書士・社労士・中小企業診断士 副業開業カタログ』が非常に参考になります。
社会保険労務士だけではなく、たとえばUSCPA(米国公認会計士)などの資格も取ってダブルライセンスにするのもいいアイデアだと思っています。
「社会保険労務士×USCPA」という方も見かけるようになってきました。
「人事労務×会計×英語」で他の社会保険労務士と差別化できるので、社会保険労務士の方にUSCPAはおすすめしたい資格となっています。
USCPAとダブルライセンスにしたい士業資格として、日本の公認会計士、税理士と並んで、社会保険労務士もおすすめしています。
「米国公認会計士(USCPA)とダブルライセンスにしたい士業資格3選」を参考にしてください。
個人的には、USCPA(米国公認会計士)を取得し、外資系企業のバックオフィス(人事・労務・総務など)でグローバルな仕事をする社会保険労務士さんが増えたらいいなと思っています。
外資系企業なら年収も高いですし、仕事の幅が広がってやりがいがあると思います。
「会計や英語も分かる社会保険労務士になって活躍したい」と考える社会保険労務士さんを応援します!
USCPAに興味をもたれましたら「USCPAの始めかた」を参考にしてくださいね。
USCPAも副業をしている人は多いので「USCPAの副業入門」も参考にしてくださいね。