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Photo by
yukamakihara
人が寝るのを待つ時間
1歳4ヶ月の息子は、ベビーベッドの中で寝る。
1人で寝てくれる時もあれば
隣(ベビーベッドの外だけど)に、私や夫が寝そべって子守唄を歌ったり、手や足を温めてあげることで寝に入ることもある。
夜、そろそろ寝てほしいな、とうい時間になってもなかなか息子が寝ないときは
私は寝たふりをしつつ子守唄を歌ったり
息子が座って泣くのであれば
ごろんと転がれるように誘導したり
色々ためしていると、
「あ、このまま静かに待っていれば、眠るね」というタイミングがある。
呼吸の音が変わるかんじ。
そのまましばらく、静かに私も寝そべる。
深い呼吸をしてみたり
くるくる回るメリーを眺めてみたり。
ふと
「人生上、誰かが寝るのを『待つ』なんて時間、初めてなのでは?」と思いつく。
自分が眠れるまで待つ、とか
旅行先で友達がお風呂出て布団に入るまで待つ、とかはあるけど
そうじゃなくて
「眠るのを待つ」時間、ってなんだか面白いな。
「一緒に寝る」ともまた違う
心地よく眠れますように
朝までぐっすり気持ちよく
明日の朝、笑顔で起きれますように
そんなことをそっと祈り、考えながら
息子の寝息が聞こえてくるまで
待つ、この時間が、意外と好きです。
待つ、時間。
面白いなと思います。