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本気出して傘、選んでこう。

雨の日。外を眺めながらランチの焼きカレーを楽しんでいるところに通りがかったのが、

すごい綺麗なブルーの傘をお持ちのお嬢さん。


「すごい綺麗なブルー」の傘をお持ちのお嬢さんをみて、急に思った。

お気に入りの傘、ほしい。


そして同時に思った。

すごい綺麗なブルーの傘をお持ちのお嬢さん。は、

ブルーの傘をおもちの「すごい綺麗なお嬢さん」かもしれない。


今わたしが使っているのはビニール傘。

透明って便利で、どんな服を着ていても合うというか合わないはずないというか。

でも、お気に入りの服を着ているときに「壊れかけのビニール傘」を持つのは正直テンションはあがらないよね。

「そんなもの」って思ってるけど

「そんなもの」って思っている時間をあえて選択しなくてもいいもんね。


ちょっと前までお気に入りの黄色の傘を使っていたのだけど

トイレに忘れて、忘れたことに気が付いた5時間後に戻ったらもうなかった。

おみくじも「失物戻らず」ってあったし

新しい傘を買おう。と決心はある。

ただ

買うためには「選ぶ」という作業が必要で選ぶためには「探す」という作業が必要で、「作業」って思ってるってことは気乗りしないってこと。

ぜんぜんワクワクしていない。

でも、ほしい!

その「ほしい」が強くなかったから「そんなもの」って思ている傘で過ごしていて「選ぶ」「探す」が「作業」になっていたのかな。

本当は「ほしい」が強かったのに「強い」って認識していなかったのかな。

じぶんの感情に、「めんどくさい」で気が付かなかったのかな。


傘ひとつで、いろいろと、考えてみたのだけど

まぁそのへんは実はどうでもたぶんよくて

結論は「お気に入りの傘、使おう」なのです。

本気だして傘、選んでこう。


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