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希望の見つけ方(75):冗談人生

くよくよしたり
いらいらする代わりに
 
つまらないことは
笑い飛ばしてしまえ
 
私は小学校時代の通信簿をまだ持っています。もうずいぶん古びて赤茶けています。先生が授業態度を記入する欄に「松崎君はふざけすぎ」と書いてありました。それはおとなになっても変わりません。仕事柄、まじめぶった顔をすることもありますが、本来は冗談好き。私の講演会や研修会でも、ジョークや冗談を交えながら進めるのがワタシ流です。笑いによって少しでもスマイルが広がり、場が明るくなれば、人はまた前向きにもなるものです。
 
ある雑誌(注)の連載に「一笑びん」と称するコーナーを担当して、毎月ジョークを掲載しています。いちばん最近に出した作品をご紹介します。
「亀は万年生きるっていいますね」
「そうだよ。亀は長寿のめでたい縁起物だ」
「それはウソです。縁日で買ったら翌朝、死んでいたのですよ」
「そいつはめでたい!」
「どうして?」
「キミは亀の万年めの寿命に立ち会えたんだぜ」
 
冗談やジョークを言ったとして、ぜんぜん受けないときもあります。いやむしろ受けないときのほうが多いかも。それでも、めげない。たまに、フフッと相手が微笑んでくれれば、それだけ地球上の幸せ度がちょっと上がる…そんな気分でいいのではないでしょうか。
 
冗談と言えば日本には川柳があります。シルバー川柳というジャンルがあって、こんなものを見つけました。
「ちょいワルで ならしたオレが ちょいモレに」
だんだん年を取って、若い頃のようにはいかなくなる自分を、悲観するのではなく笑ってしまう…ここに冗談の力があります。
 
私の長男が結婚したときに父親としての挨拶を頼まれました。200人のお客様の前で二人を前に夫婦円満のために一つだけお願いしました。「笑い飛ばす力」をつけてね、と。お互いに、どうでもいいことなんか笑い飛ばせれば、関係は円滑です。私は結婚48年ですが、妻はいつもとても美味しい料理を作ってくれる。人には妻をこんな風に紹介します。「うちの女房です。うまい料理と皿を割るのが得意です」。お互い、ハハハ!と場がなごめばそれで良し。
 
まじめ一徹の人には叱られそうですが、人生、まじめだけでも立ち行かないときがあります。そんなとき冗談の一つがその場を救うことも。ところで私は毎日、晩酌を楽しんでいますが、こんな川柳を噛みしめております。
「毎日を 規則正しく 不摂生」
居直って飲む酒は、さらにうまい。
 
 
(注)近代消防社発行の月刊誌「近代消防」。全国の消防、防災関係各所に配布されている。
 
◎「カイゼンひとくち英語」
Good laughs save the world.
冗談は世界を救う。
 
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