希望の見つけ方(65):一歩進んだ感
今日はなにかちょっと
前に進んだ気がするなあ
今日はなにかちょっと
夢に近づいたのかも知れない
この小さな充実感を
“一歩進んだ感”という
ああ、今日はなにか前に進んだなあ、なんだか気分いいぞ、といった日があります。些細なことなのですが、私はこの小さな充実感を「一歩進んだ感」と呼んでいます。たとえばごく最近のこと、ずーっと放置していたフェイスブックを再開しました。でもどのような内容の投稿をしたらいいのだろう?試行錯誤というか、あれやこれやと迷走しながら進めていました。
ある日、気がついたのです。「そうだ!写真の中に自分流の一言を入れてみよう」。たとえば居酒屋で酒を飲んでいる写真を投稿するとします。その写真の
中に文字を入れ込む。「夢を肴に酒を飲むのは楽しいなあ!」というふうに。ざっくばらんな一言で良い。文字を写真の外に入れるよりずっとオモシロイだろう。見た人がフフフと笑ったり、元気になってくれれば嬉しい。そう思い至った瞬間、「一歩進んだ感」がじわじわと湧いてきたのです。
私は長年いろんな会社に、カイゼン活動の導入をお手伝いしてきました。それは全社運動で、まずは自分たちのできる範囲で仕事の工夫をしていこうというもの。たとえばA子さんという社員がいたとしましょう。自分では人より声が小さいかな?と気になっていました。会議での発言もあまり積極的にする方ではありません。そこでA子さんは手始めに、朝いちばんの「おはようございます!」を大きな声でする、をカイゼンの目標にしました。そんな小さなことから始めるのがカイゼンです。そして小さなことだからこそ得られる「一歩進んだ感」を味わえるのです。
ちなみにカイゼンとはご承知のように「改善」です。今はKAIZENとして世界語となっているのでカイゼンとカタカナで記すことが多くなりました。
思うに、人は前に進んだ感あればこそ、さらにもう一歩前に進んでいこうという意欲も湧いてくるものではないでしょうか。私には小学生の孫たちがいますが、テストや描いた絵に大きな花丸をもらって喜ぶのもその原理です。私たち大人だって、本日のやるべき事をリストアップして、それをなし終えたら終了済みの印に横線を引く。それが快感なのです。それが一歩進んだ感です。
◎カイゼンひとくち英語
It feels so good to take a step forward.
一歩進んだ感覚って、気持ちいいね!
◎フェイスブック友達募集しています。
→https://x.gd/1zmwD
◎週刊メルマガ「57秒の元気術」配信中。
ご希望の方は matsuzaki@kaizen.co.jpまで。