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希望の見つけ方(69):元気

いつも元気であろう
とするよりも
 
もっと大事なのは
 
いつでもどこでも
リラックスできること
 
長年、元気とは?を考えてきました。会社を作ったときに社是に掲げたのも「人と組織の元気を創る」。講演や研修会でも「元気」について多く触れてきました。そして今の私の結論はこれです。「元気のためには、いつも元気でいようとしない」。誰にでも調子がイマイチのときがあります。そんなとき、元気が出ないからダメ、と下を向かないことです。元気が出ない時間を、むしろ愛おしむ。今なんだか元気が湧いてこないのは(ゆっくりくつろぎなさい)というサイン、と割り切ることです。
 
新幹線に乗っていると、たまに、テレビでよく見る芸能人に出くわします。
あれ?あの人有名歌手だよなあ~、と乗り合わせることはよくあります。殆どの場合、ふかぶかとシートにまるで死んだように休んでいます。テレビで見せるはつらつとした愛嬌は、まったく0FFにしています。元気は必要なときに発揮できれば良いのです。
 
アメリカの作家、デール・カーネギーの「道は開ける」は、私が高校生の頃、
叔父からすすめられた本です。叔父は商社マンで、アメリカに長い間駐在していて、「この本、随分読まれてるんだよ」と手渡してくれました。世界的ベストセラーで、日本国内だけでも500万冊以上の読まれているというから驚きです。原題は”How to stop worrying and start living”。直訳すると「悩みを克服し新しく生きはじめるために」です。
 
数十年ぶりに本を開いたら、こんな一節を見つけました。「いつでもくつろげ。身体を古靴下のように、くたくたにさせる、私は古ぼけた靴下の片方を机の上に置いている。いつもくたくたにしていることを忘れないために。靴下がないなら猫でもよかろう。日なたで眠っている子猫をつまみあげたことがあるだろう。そうすると前後の足が濡れた新聞のようにだらりと下がる。今までに私は疲れた猫、神経衰弱にかかった猫、不眠症、悩み、胃癌にかかってる猫を見たことがない。君が猫のようにくつろぐことを知ったら、きっとこれらの不幸を免れることができるだろう。」(第七部疲労と悩みを予防する六つの方法より)
 
どうすればガンバルことができるか?より、どうすればリラックスできるのか?の方が大事なような気がしています。
 
 
◎「カイゼンひとくち英語」
You don’t have to be in great spirits all the time.
いつも元気いる必要はないよ。
 
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