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手作りのはなし「油揚げ」

ドイツのいなり寿司用の油揚げ事情

お稲荷さん、好きですか?

わたしは、お稲荷さんも大好きだ。

ご存じの通り、お稲荷さんを作るには油揚げが必要となる。

ドイツのど田舎に住むわたし。

油揚げまでの距離は、車で高速をとばして、片道1時間。

うん、かなりの距離。

最近、アジアンショップで見かけたたいなり寿司用の油揚げのお値段がなんと…

12枚入りで6ユーロ。

日本円で1000円弱。(2025年1月現在)

育ち盛りの子供が二人いる我が家では、12枚なんか、足りない、足りない。

最低でも24枚いる。

これ、日本で買ったらいくらだろう?と気になり調べてみた。

調べてみてから後悔。

調べちゃ、ダメ。

日本と比べちゃダメ。

でも、比べちゃう。

あるスーパーでは24枚入りが、500円弱。

ひ~、ドイツは4倍じゃん!

では、作ってみよう!と早速試してみた。

食いしん坊、貧乏性精神の爆発だ。


結果、大失敗に終わった

油揚げの作り方をいろいろ調べ、いざ実践。

作り方は簡単。

だが、時間がかなりかかる。

①木綿豆腐を、じっくり一晩水切りする。
②低温の油で、じっくり20分揚げる。

木綿豆腐…。

もちろん、ない。

欲しい!

が、

アジアンスーパーまで1時間かかる。

そうしょっちゅうは行けないし、行かない。

とりあえず、地元のドイツスーパーで豆腐を購入。

めちゃくちゃ固いから、木綿豆腐の代わりになる。はず。

プラスチックにバキュームパック詰めになっているのは、ドイツ豆腐の基本形。
我が家では、麻婆豆腐、豆腐バーグ、ボロネーゼによく使う。

これを一晩、水切りして、

24時間水切り後。
ん?あまり変わっていないのは気のせいか?

低温の油でじっくり揚げる。

油の量が少なかった?
サイトによっては、このくらいの油で揚げていたからいけると思ったのだが。

本来ならぷわ~、と膨らむはずらしいが…

え?なにこれ?

味見した息子。
お・い・し・く・な・い!
だろうね。

茶色くなった、固い油豆腐ができました~!

まったく膨らまないし。

やっぱりちゃんとした木綿豆腐じゃないとダメなのか?


ドイツスーパーの豆腐と木綿豆腐の違い

気になったので、栄養組成の違いを比較してみた。

ドイツは、コチラ。

EDEKAのウェブサイトより。

日本は、コチラ。

日本豆腐協会より。100gあたり。

ぜんぜん違うじゃん!

多分、もう、別物じゃん!

ということで、アジアンショップにいって木綿豆腐をゲットしにいってきます。

でも、タイパを考えると12枚で6ユーロのいなり寿司用の油揚げ、買っちゃってもいいかも、と思う自分がいる。

あなただったら、どうします???

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