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交換留学生がくるぞ
想像しがちなザ・交換留学生受け入れ
「ワタシ、この国のことばと文化にとても興味があるんです!」
とニコニコ登場した交換留学生はいつしか家族の一員のようになり、別れの日には家族全員が涙目。
・・・なんていうのを想像しません?交換留学生の受け入れをする、とかいうと。
交換留学といっても※我が家の場合
うちの娘たちが行く学校では7年生と9年生で選択外国語の授業を通して交換留学プログラムに参加することができます。
その際の滞在先が、提携する学校の生徒の自宅。
それがどんな生徒かというと、後に我が家に滞在に来る子。という形の、とことん交換留学なのです。
前回は長女が13歳の時で、我が家に来た子も14歳だったんですが、ワガママを言わせてもらえれば、これが個人的になかなかキツかった。
だって、ずっと家に「小さなお客様」がいるのです。
うちは「叱らない育児」の対局にあるような育児スタイルといいますか。
「誰!?ペンの蓋しめないで放置してるのは!?」
「牛乳冷蔵庫に戻して!」
「なんかこぼしたらふいて!」
みたいなことをずーっとx3で言い続けているのです。何度言わせるんだ、と不機嫌になることだって当然ある。
そして、その合間にお客様用の満面の笑みで「お・も・て・な・し」を続けるという苦行。
相手がまだ年若いということで余計に気を使うわけです。
おまけに、当時の家はバスルームが一つしかなかったのに、受け入れたその女の子がバスルームにこもる!
西洋の風呂場というのはお風呂もあるけれどトイレもあり、洗面台もあるので、そこにこもられてしまうと朝の身支度が滞り、朝からイライラ。
家族全員がその子がこもる前に風呂場に行く用事を済ませる、という対応で済ませたのは、その子がほんの5日間の滞在だったから。
やはり他人がずっと家にいるというのは気兼ねをするもの。
お互い様ですもの?
うちの子も預かってもらったわけだから、頑張らなきゃ、とは当然かんがえますが、そういえば条件が違った。
あちら様は
住み込みのお手伝いさんがいて
ゲストに一部屋与えられ、各寝室にバスルームがついているような家だった…
お手伝いさんがいたら、日頃の子供達への文句は半分以下になるはず。
バスルーム占領される問題がなければ朝の殺伐度も低下したはず。
再び交換留学するの?
それが2年前の、イギリス交換留学で得た経験。そして今度はフランスに交換留学に行きたいらしい。
自ら志願しての参加だけれど、娘本人の関心と私の関心は当然異なる。
前回はすでに結構聞くも話すも問題なかった英語。今回はフランス語。
そして、前回は上流家庭の子ばかりの学校だったから滞在先も豪華だったけど、今回はそうではないらしい。
上級生からの噂では、提携先フランスの学校の生徒はドイツ語も習っているけれど、それでコミニケーションをとるのは難しく、おまけに英語もほとんど通じないとか。
うわーん、そんな子がうちに来るんだ…
せめて!
せめて女の子シルブプレ…
私は弟がいるけど、男の子を育てたことはないし、全然知らない思春期ど真ん中の男子を10日も預かるなんて気詰まりすぎる!
もちろん、娘が快適で安全なホームステイ経験ができることも願っていますが。
娘はアジア系家庭がいいらしい。ご飯が美味しそうだから。ステイ先ではずっと広東語が飛び交っていても「全然問題ない」らしい。
うちはずっと日本語だけど、大丈夫かしら〜。
日本人にも関わらず、アニメに造詣が深くもなく、寿司もラーメンもほとんど食べませんけど〜。