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モンテッソーリ小学校をやめさせる《三女の場合》#2
子どもが自ら勉強をする?
モンテッソーリ教育では「子どもが自発的に自律的に勉強ができるようにする」はずだと思うのですが、「親が家で勉強をさせるように」と言われた我が家。
いま思い返すと、その担任からは早くも見限られてしまったのかもしれません。
しかし、親が勉強を見始めても発見が。
「いつまでに、このページに到達しているように」
これは娘の担任独自のやり方だったのかもしれません、とは前置きします。
2年生も始まってしばらくしているのに一桁の足し算もできない娘。学校から連れ帰ると毎日一緒に算数のドリルをする日が始まりました。
しばらくして気がついたのは、「○月○日までにここに到達しておくこと」と印字されたシールが貼られているページがあること。
子どもにわかりやすく「ここまではやっておいてね」という意味で指針が書かれていたのかもしれません。
でも、「自分のペースで勉強ができる」という建前があるんじゃなかったっけ?と疑問を感じずにはいられませんでした。
しかしそれはそれ。
「親が介入しろ」🟰「親の私の頑張りようでまだどうにかなる」ということだよね?と解釈し、ひたすら親子で頑張る日々です。
そこから進むな?
最初はデタラメな数字をただ書き込んでいるだけのページとの格闘。
さすがに間違いにチェックが入っているページもありましたが、そこからわかるまで説明してもらうこともなく、間違い直しをしたかのチェックも遅いようで、理解してもいないのにひたすらページだけ書き進めている、というカオス。
足し算も引き算も、繰り上がりも繰り下がりも、二桁の計算も家庭学習。学校で何やってるんだ!?」と愚痴も出るというもの。
先生の説明も子の吸収も悪かったのでしょうが・・・
そのうちさすがの三女も次第に算数を理解して解けるようになり、私が教えているページが学校で「自習」しているページに追いつき、追い越し始めました。
すると、「これ以上やるなと先生が言った」というページが出てきたのです。
理解度を確認するためのテストをするとか、その先の単元の説明をするから、とか、先生なりの理由があったのかもしれません。でも、丸投げかと思いきや、途中でそれはないよ、と腑におちず。
遅れるにしても進むにしても、自分のペースで勉強するのは望まれないようでした。
また、自宅で毎日勉強することにしていると、「先生がチェックするから回収した」と言って持ち帰らない日も出てきました。
滅多にチェックをしない先生。それがたまにチェックするとなるとどうなるか?
必然的に、いつまで経っても戻ってこないのです・・・。その先生の、仕事する時としない時のメリハリに痺れました。
転校させたくてたまらない!!!
さらっと書きましたが、三女は面談の時に「このままでは2年生を留年」と言われていたのです。ドイツでは小学校を留年するというのはそう珍しい話ではありません。
そして、そもそもモンテッソーリの学校にするメリットだと思っていたのが、留年したとしても子供に大きな影響がなさそうだったこと。1年生から4年生までは一つのクラスにいるので、何年生を何年やろうとそのクラスのままです。
三女は最初からあまり勉強ができそうになかったし、早生まれだし、留年しそうな予感はないでもありませんでした。
ただ、そのサポートをし始めて強く思ったのは、「この学校で留年させたくない」ということ。
何もかも自分が教えなければいけない、というのを理不尽に思ったから、というのが一番ですが、それだけでは言い尽くせません。
そう思った一つは次女に起きた問題とも関わってきます。
《次女編》に続きます。