春のe-Taxテリーヌ ~名画を添えて~
こんにちはー皆さんお元気ですか!私は元気です、しかしながら初めてe-Taxを使って確定申告をしたところ徐々に元気が狂気に変わっ...変わっ…
ア゛ァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
※e-Tax 使ってみた体験記
※エンタメとしてお楽しみ下さい
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■e-Tax 何するものぞ
噛み砕いて言うと、「ネットで確定申告とかできるやつ」です。歯ぎしりしながら液体になるまで嚙み砕いたので、正確に知りたければ検索してください。
ググると「便利!簡単!」みたいに書かれたサイトが出てきますし、「家からでなくていい」と数多の申告賢者が感想を書かれています。
聞いたところによると、これさえあれば税務署に行ってうにゃうにゃ言って迷惑かけなくてよい、人類の夢がつまった魔法のツールらしいのです。
一方で「全然ダメ」「ひどい」というご意見も出てはきます。しかしながら私は「DOS窓開いて」でcmd出せるくらいにはPCに慣れているため、イージーイージーと舐めてかかっておりました。
初めてのおつかい。自信まんまんです。
これで勝つる!
サメ映画で一番先に死ぬ脇役と同じです。
しかし先人達いわく「家から出なくていいのが最大の魅力」とのお告げですので、引きこもり拳法8段の有段者としては使わざるを得ません。
さて、賢者達のお告げ通り、家からは出なくて良かったです。
目から血は出そうになりました。
■一体、何が起こったのか
何が起こったのかわからないくらい色んなことがありました。
日本在住の人類ヒト科が電子確定申告を完結させるには、果たして何をすればいいのか。ネットの海を調べると大体こんなことが書いてあります。
ブラック企業に勤めてきた猛者であれば、なにか色々やることがあるという不穏なフレーズだけで YASUMI NO OWARIを察知し「これは避けたほうがいい求人だ」とわかるはず。進研ゼミでやったところだ!
そう、「色々やることがある」というのは、「パンドラの箱の解体作業!作業員募集」と同義です。
今回は、最後に希望ではなく納税が飛び出す仕様のパンドラボックスです。
納税への使命感があるタイプのヒューマンとして、意気揚々と箱の解体に取り組んできたわけですが、終わったばかりにも関わらず宇宙人に拐われていたかのように記憶があいまいです。いまいち正気を保っていられなかったので比喩で報告させてください。
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たのしい3分間クッキング!!!!タララッタッタタッタ!(※BGM)
今日のレシピはイータックスカレー!!
※以下、かなり雑な比喩表現です
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そのあとも無数の何かをダウンロードし無数の番号を設定、そして入力、Windows自体をアップデートして再起動したり等しましたが、五月雨式に無数のエラーが出るため、記憶が曖昧になりました。どこで壊れたのOHフレンズ。時が止まる気がした。
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■心を燃やせ!ついでにこのUIを燃やせ!
結果、「確定申告をしようとしてe-Taxを使おうとしてGoogle Chromeにアドイン入れてすでに動作確認もできているのにが、何故か『ない』と認識されるJPKI利用者ソフトとやらを何とか使おうとしてカードリーダの設定から確認しようとしてそのためにWindowsのアップデート確認を待っている時間」、というエクセルの地獄の入れ子黒魔術式みたいな時間が爆誕、
どうしようもないから走れメロスでも音読して遊ぼうかと思いました。
「魔法のツールらしいです」と冒頭に書きましたが、黒魔術の道具(※呪われるほう)といったほうが近い使用感でした。意識が塩の柱になる。
ちなみにe-Taxは「マイナンバーがあればできる!」というお手軽でシンプルなところがチャームポイントらしいのですが、
実際は「認識番号、納税者番号、サイトの暗証番号、マイナンバーの暗証番号その1、マイナンバーの暗証番号その2、それとマイナンバー」というたくさんのナンバーズが必要でした。
どういうことだってばよ。
どこを見てもエクセルの循環参照のような説明文、ぶちスライムのように脆弱そうな作り(PWが平表示!)、 後出しじゃんけん千本ノック。
アツく激しいグルーヴが遠慮なく襲いかかり、利用者の血圧をアゲにきます。
ネット上というハンデをものともせず、たらい回しにできる日本の底力を見ました。試される大地。全力で心をへし折りに来るスタイルです。ロックだぜ。
「なぜ私はお金を払うために苦労しているのだろうか」というナチュラルな疑問が「永遠の今」に駆け巡る、そんな詩的で哲学的な体験ができます。
e-Taxをキメたことよって発狂したユーザーの問い合わせを受ける税務署職員さんの気持ちを思うと、いたたまれない。
マッドマックス利用者が怒りの納税ロードを爆走し、見境なくシャウトする姿が目に見えるようです。問い合わせを担当される方が心配。
いや、製作チームは至極まじめに作ったんだと思うんですよ。
間違いが許されないシーンで、画面越しの本人確認を仕立てるのは本当に大変はずなので、「お前、ちょっと銀河を超えてイスカンダルへはるばる臨みコスモクリーナー取って来いよ」みたいな難易度だったはず。悪く思えるわけがありません。
その結果、コスモクリーナーどころかたけしの挑戦状みたいなことになってるけど、誰も悪くない。誰も悪くないんだ。
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◉そんなわけで個人的には公式サイトへの単身突撃はおすすめしません。炎に向かう虫のムーブであると言える。
会計Freeeが何とシステム準備部分まで説明してくれているらしいので、見てみるといいかも。後から気づいた。
◉しかも今年はスマホでカード認識ができる方ならFreeeアプリで簡単に申告できるらしいです。文明の曙ですね。
※成功された方の記事(きゅーい様)
※昨年は私と似たような目に遭っていらっしゃったようです。私は海を見てうっすら微笑みました。
■まとめ
「家から出なくていいのが魅力!」という先人のお言葉は、「良いところはそのくらいです」というメッセージだった可能性があることに気がつきました。
現場からは以上です。