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おもち家のお片付け問題

こんにちは。「7つの習慣」を学ぶワーママのコミュニティ「DO IT NOW」のおもちです。元気盛りの男子二人を京都で育てています。

片付ける習慣を身につけさせたい・・

子どもが物心着いてから、ずっと望みながらも実現できていない我が家の課題「片付け習慣」。

学童と保育園から帰宅後は、男子2人の恐竜のおもちゃ、ブロックやレゴ、工作で使ったダンボールや折り紙の切れ端が至る所に散乱。「寝る前に片付けて!」と言っても全く聞く耳持たず・・・。言うのも 私が代わりに片付けるのも面倒になり、放置してそのまま朝を迎えることが日常になりました。

私も夫も片付けが苦手で後回しにしがち。「これはもう無理だよな」と平日は諦め、週に一度土曜日朝をお掃除タイムとして、家族みんなで片付けることにしました。

長男の目が輝いた大掃除

一度徹底的に掃除をしようと、床や窓も拭いて不要なモノを捨てて大掃除をし終わった際、長男が「ピッカーンだ!気持ちいい!」と目を輝かせて言いました。

それからは土曜日の朝の掃除の足取りが軽くなり、ちょっとは掃除の良さに気づいてくれたのかなと思っていた矢先・・・

ある平日夜。私が1人で別の部屋で作業してリビングに戻ると、子ども達がコソコソニヤニヤ話をしている様子。声をかけると、

「ジャーン!見て!」

部屋を見渡すとそこは散乱していたおもちゃが全部キレイに片付けられ、掃除機もかけたチリ一つない状態。さらに「床拭くから雑巾ちょうだい!」と、2人で床をふき出す始末。びっくりして、「すごい!ピッカーンだ!キレイなお部屋嬉しい!」と伝えると、子ども達も大満足の表情で、「ピッカーン気持ちいいでしょ?!またやろう!お母さん喜んでくれてありがとう!」と大満足の様子で眠りにつきました。

その後も毎日とはいきませんが、「今日もピッカーンにしてお父さんびっくりさせよう」と言いながら片付けしてから寝る日が増えました

この出来後を振り返ると、あるべき姿を見せて子どもが自分で終わりを思い描けたこと(部屋がキレイになると気持ちいい!と体感できた)、毎日私がガミガミ言わずにそっとしたことが、逆に良かったのかもと思いました。

言葉は1/10でいい!

言葉で通じるものはわずかで、本人がやりたい!と主体的に動けるきっかけは、それ以外の形で与えられることが多いのかも。長男には「お母さんが怒るからやる気無くした」と言われることがあり、自分を振り返ると自分もそうであえて反抗ばかりしていたなと(笑)

大事なことはしっかり伝えつつも、子ども達の良心や意志が育つのを待ちながら、忍耐の姿勢で接していきたいなと改めて感じました。

※その後1週間経過、子ども達のピッカーンブームは終わったようで、また片付けず寝る日々に戻りました(失笑)


師匠の助言

やはり、大事なのは子供の内発的動機づけを大事にする、ということです。我々大人もそうですが、自分からやってみようと思わなければ動きません。だからと言ってガミガミ怒っていたり、言葉を次々に浴びせかけていたりしても子供は変わりません。

だからこそ、どうしたら掃除をしたくなるのかを考え、促す。さらに、キレイになったら気持ちいい。キレイにすることでお母さんが喜んでくれた等の経験を味わわせる。

とはいうもののおもち家は再び、片づけずに寝る日々が戻ってきた…とありますが、仕方ないのです。もともと、子供は飽きっぽいのですから。

それでもお手伝いをさせることは将来につながることですし、たまに外発的動機付け、つまり、ほめたり、ご褒美をあげたりしながらつないでいく。そうすると、うまくいけばそれが習慣となり、こちらが言わなくてもやってくれる。言わないのにやってくれていたらすかさず褒める。その繰り返しではないでしょうか。

内発的動機付けを大切にしながら、たまに外発的動機付けで子供の意欲をつないでいく。それだってうまくいくときとそうでないときがあります。が、そういうことを知っているかどうかだけでも違いますので、実践してみてください。

最後に、親の方がハッとさせられる言葉を紹介しますね。

『履物並べから学んだ人生観』

私は六人の息子を持っているわけですが、彼らがまだ小さいとき、どうしても履物をきちんとそろえられなかった。
叱っても、そのときはそろえるが、すぐに元通りに戻ってしまうのです。 それで、私が尊敬する糸賀一雄先生にお尋ねしました。

「しつけとはどういうことですか」と。 先生は、「自覚者が、し続けることだ」とおっしゃる。

「自覚者といいますと?」と聞くと、 「それは君じゃないか。君がやる必要があると認めているんだろう?それなら君がし続けることだ」

「息子は?」 「放っておけばいい」というようなことで、家内も自覚者の一人に引っ張り込みまして、実行しました。

実際にやってみて、親が履物をそろえ直しているのを目の前で、息子がバンバン脱ぎ捨てて上がっていくのを見ると、「おのれ!」とも思いました。 しかし、糸賀先生が放っておけとおっしゃったのですから、仕方ありません。 私は叱ることもできず、腹の中で、「くそったれめ!」と思いながらも、自分の産んだ子供であることを忘れて、履物をそろえ続けました。
すると不思議なことに、ひたすらそろえ続けているうちに、だんだん息子のことも意識の中から消えていって、そのうちに履物を並べるのが面白くなってきたのです。
外出から帰ってきても、もう無意識のうちに、「さあ、きれいに並べてやるぞ」と楽しみ にしている自分に気がつきました。 さらに続けていると、そのうちに、そういう心の動きさえも忘れてしまい、ただただ履物を並べるのが趣味というか、楽しみになってしまったのです。
それで、はっと気がついたら、なんと息子どもがちゃんと履物を並べて脱ぐようになっ ておりました。

孔子の言葉に、 「これを楽しむ者に如かず」というのがありますが、私や家内が履物並べを楽しみ始めたとき、息子はちゃんとついてきたわけです。
私事で恐縮ですが、ここに教育の大事なポイントの一つがあると思います。

口先だけで人に、「こら、やらんかい」とやいやいいうだけでは、誰もついてきません。 自分が楽しんでこそ、人もついてくるんだという人生観を、私は履物並べから学んだ次第です。

田村一二(茗荷村創設者)


後日談(楽しむ者に人は連なる)

元々長男が始めたお片付けを一緒にしていた4歳次男が最近目覚め、寝る前に「お兄ちゃん、お片付けでしょ!」と兄に言ってくれたり、兄がしなくても「お片付けしたいから一緒にやろう?」と私に声をかけて率先してくれるようになりました

「お兄ちゃんとお父さんびっくりさせよう!ぼくお片付け好きー!」とまでも(笑)本当に子どもは、楽しむ他者から学び、素直にどんどん吸収してくれるなと感じます。

これもいつまで続くかですが、しばらく一緒に楽しくやりながら、感謝を伝えながら、出来ない日があっても焦らずに、コツコツ続けていきたいと思います。

書き手:おもち@三人目の恐竜がもうすぐ誕生🐣

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※本コミュニティは「7つの習慣」を日々の生活で実践しようと試行錯誤しながら学び合いをする私的なコミュニティで、「7つの習慣」が広まって素敵な社会になればいいなと考えているワーママの集まりです。フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社、フランクリン・コヴィー米国本社、株式会社FCEパブリッシング等の企業・団体と関係はありません。

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