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骨伝導で愛犬の脳に響け!
愛犬の認知症予防に新たなアプローチ⁉️
愛犬が年齢を重ねる中で、「最近耳が遠くなってきたかな」と感じたことはありませんか?老化のサインは、まず聴覚から現れることが多いと言われています。聴覚の衰えが進むと、認知機能の低下にもつながる可能性があるため、何かケアができたら嬉しいですよね。そこで考えたのが「骨伝導」をコンセプトにした、誰にでも簡単にすぐにできるアプローチ。自分の声と温もりを愛犬に直接届けることで、脳を優しく刺激し、認知症予防につなげる方法をご紹介します。
音の聞こえ方
通常の耳は、音が空気を通じて耳の中を通り、鼓膜や骨を伝って聞こえる仕組みです。一方、骨伝導は骨を通じて音の振動が直接内耳に届きます。鼓膜や耳の中を通らないので、耳に問題があっても音を感じられることがあります。高い音は通常の耳が得意で、低い音は骨伝導が得意です。音を届ける道が違うだけで、どちらも脳に音を伝える役割をしています。
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人間の研究から得たヒント
人間では、難聴と認知症の関係についての研究があり、ジョンズ・ホプキンス大学の研究によれば、難聴の程度が高まるにつれて認知症のリスクも上昇することが示されています。また、難聴の人が補聴器を使うと、使わない人に比べて認知症のリスクが少し下がることもわかりました。つまり、耳が聞こえにくい場合に補聴器を使うことで、認知症を防ぐ助けになるかもしれないということです。
愛犬さくらちゃんで実践する骨伝導
もうすぐ16歳になる愛犬さくらちゃんは、2~3年前から耳が遠くなってきました。聞こえなくなっても大丈夫なように、ハンドサインなどいろいろなことをしてきたのですが、ここ数か月でぼーっとすることが多くなり、認知機能が急速に衰え、そのスピードに焦りを感じています。
そんな中、ふと思いついたのが、直接声や音を骨伝導の感覚で伝える方法です。具体的には、犬の頭部や体に自分の顔や口元、あるいは体全体をぴったりつけて、低音のハミングや優しい声で語りかけます。このとき、自分の体の振動をさくらちゃんに伝えるようなイメージで声をかけます。
気のせいかもしれませんが、少しずつ耳を向ける仕草が増えたり、呼びかけに反応してこちらを見る回数が増えたりと、小さな変化が感じられるようになりました。
そんなわけでわたくしヨピコピヨが実践している具体的な骨伝導活用法:
直接振動刺激
犬の頭部に口元を近づけ、低音で「ハミング」を行います。これにより、振動が骨を通じて内耳や脳に届きます。リズム音の伝達
手で軽く犬の頭に触れた状態で、一定のリズムを口で作り出します。これが脳のリズム認識を刺激する可能性があります。感情を込めた音声
優しく語りかけたり、歌を歌ったりして、犬に安心感を与えながら脳を刺激します。
この方法の良いところは、
愛犬とぴったりくっつく
大きな声を張り上げなくてもよい
いつでもできる
です。
あなたの声と温もりが最高の刺激に
トレーニングの目的は、効果をすぐに得ることではなく、愛犬と一緒に楽しく過ごす時間を作ることです。こうしたアプローチは、大きな設備や特別な技術がなくても、今日からすぐに始められます。大切な愛犬と過ごす時間は、何にも代えがたい宝物です。声や触れ合いを通して、愛犬に寄り添うひとときをぜひ楽しんでみてください。