バーニーズ・マウンテンドッグ BERNESE MOUNTAINDOG:古代 スイス

画像1 印象的なトライカラーの被毛をまとうこの優美な犬は、スイスの乳製品生産地域である広大なベルン州で、長い間、 放牧地での牛追い、乳製品を積んだ荷車の牽引など農家の多様な仕事を手助けし、番犬としても働いた万能型の農場犬である。馬を飼うには貧しすぎた小規模農家も、新鮮な牛乳やチーズを輸送するためにこの犬を積極的に用いた。 バーニーズ・マウンテン・ドッグの起源には、
2000年以上前のローマ軍のスイス侵攻の際に、兵士に連れて来られたマスティフタイプの犬が関与していると考えられている。
画像2 19世紀から20世紀の変わり目に、地質学者で愛犬家でもあったアルバート・ハイムがこの在来犬Berner Sennenhundを賞賛し、明確な犬種として保存するために尽力した。Berner はベルン州を指し、Sennenhundはドイツ語のSennen「高原の放牧地」とhund「ハウンド/犬」に由来する。 この犬が現在の名称で呼ばれるようになったのは1908年のことだ。この頃には、スイスに専用の犬種クラブが設立された。以来、バーニーズ・マウンテン・ドッグは、ショードッグや伴侶犬として評価されるようになった。
画像3 目の上、頬、四肢、胸には「リッチタン」といわれる特徴的な茶色のマーキングがある。 正面から見ると、胸には白い「スイスの十字架」がある。 外見は筋肉質で頑健。 日常生活では堂々としていて、性格は注意深く、 向こう見ずな一面もある。飼い主には献身的と評価する声が多い。(写真は5カ月齢の子犬)

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2本足の犬
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