ラフ・コリー ROUGH COLLIE : 近現代 スコットランド

画像1 穏やかで知的な顔立ちのラフ・コリーは、スコットランド北部の原産で、元は羊のハーディングに用いられた。 1860年に初めてドッグショーに登場して以来 、ショー ドッグとしてのほうが有名になったと言われているが、今日でもワーキングドッグとして働いている。この犬にはボルゾイの血も入っているが、特徴的な頭の形は、ディアハウンドやグレイハウンドと掛け合わせた結果だと推断されている。 牧羊犬としてさかんに使役されていた当時は、今より脚と鼻が短かったが、 その点以外は変化していないという。
画像2 単に「コリー」と呼ばれることも多いこの犬が、国際的にポピュラーになったのは、ハリウッドが『名犬ラッシー』を制作してからだ。やるべき仕事を任せられることを喜び、気立がよくて子供にも馴染みやすく、番犬としても優れているので、素晴らしい家庭犬になるポテンシャルがあるが、「よく吠える一面もある」という指摘がある。 かなりのスピードで走ることもでき、トライアルやアジリティにも適性がある

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