ビーグル BEAGLE:近世以前 イングランド

画像1 空港での検疫や爆発物探知にも能力を発揮するビーグルは、野ウサギなどの小獣を集団で追跡するために作出された。通常、徒歩による狩猟に同行し、独特の鳴き声を上げながら獲物を追う。 愛情深く陽気な犬として知られるこの嗅覚ハウンドが人気犬種となった理由のひとつに攻撃性の低さを指摘する声もある。
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画像3 ビーグルが誕生したのは14世紀だという説があるが、古代ギリシャの頃にはよく似た犬が存在していたようだ。 初期のビーグルは何種類かのタイプに分かれていた。 最小のものは、 「ポケットビーグル」と呼ばれ、ハンターが馬の鞍嚢に入れて猟場まで 運んだという。 イタリアの画家フェデリコ・ツッカリが1608年に描いたエリザベス1世(在位1558~1603)の肖像画の中にも小さなビーグルの姿を見ることができる。

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2本足の犬
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