【字幕投稿報告】Kurzgesagt:The Most Insane Weapon You Never Heard About

Kurzgesagtの「聞いたこともねえ最悪の兵器」という動画に字幕を投稿した。反映してくれ。

雑感

冷戦下、軍事バランスという均衡の上に核兵器が投入された時、世界はどう変わったのか。 一国が核武装したらな、他国も自衛のために同様の選択を迫られる。

動画は、エスカレートする核軍拡競争の末に生まれた、破滅的な兵器「サンダイアル」に焦点を当てる。自国を含めて、人類文明そのものを滅ぼしかねない超巨大核爆弾は、現代の視点から見れば愚行としか言いようがない。

しかし、今回の動画は切り口がいい。狂気のプロジェクトが実行に至った経緯と、人間心理の描写が見事だ。 恐怖が認知を歪め、タガが外れる。そこに狂気の科学者が売り込みをかけたことで、ありえない兵器開発にGOサインが出てしまう。

この一連の流れを俯瞰的に見ていくことで、当時の状況を単なる愚行とは扱えなくなる。自分たちも同じ状況だったら、同じ道をたどるのではないか。

さらに本動画は、現在の状況も同様に愚かしいのではないかと問いかける。

「本当にこの状況を望んでいるのか?」

攻撃的な国家が存在する以上、各国が軍事力で牽制し合うというリアリズムは、一見合理的に見える。しかし、全体像を見渡せば、それは自滅への道をひた走る狂気の沙汰に過ぎないのだ。

Kurzgesagtは最近、核運用の現実を直視させる動画を精力的に制作している。核戦争勃発時の決断を描いた動画や、核の冬のシミュレーション動画などがその好例だ。

かつては「月に核弾頭を打ち込んだらどうなるか?」といったエンタメ性の高い動画も制作していた彼らのトーンが変わったのは、明らかに世界情勢の変化によるものだろう。そう考えると、何か切迫感を覚える。

字幕作成上の苦労

うーん、特筆すべきものはないかな。意味の取りづらい箇所がいくつかあったけど、生成AIにしつこくその解釈を尋ねたり、「こういう訳ってどうよ」と確認をとったりしながら進めるのに慣れてきた。

半日で初稿を終わらせようとムキになったら、ラスト15センテンスぐらいを残して燃え尽きてしまい、そこから異常なスローペースになってしまったのは反省点ではあるのだが。


それと、英文SRTファイルを作った後、そのファイルをtxt化すれば、ダイレクトに生成AIにアップして、翻訳版SRTを作ってもらえることに気づいた。

こうしてまた少し、作業効率が向上した。

ただ、「秒間6文字以内の翻訳で」というリクエストへの回答は、まだまだ絶望的だ。ChatGPTに至っては、文章を途中で途切れさせることで強引に秒間6文字をキープしてきた。舐めてんのか。

ちかぢか、Deep Researchに1ヶ月だけ挑戦しようと思う。その際、有料プランだとどれぐらい字幕アシスト性能があるのかも試してみたい。