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【休職中の過ごし方】トラウマケアのカウンセリングを受けた

トラウマケアのカウンセリングを受けた。
カウンセリングルームは芦屋の坂の上にあった。
90分間、ゆったりしたカウチソファに座る。
仕事を休職中でうまく復職したいと話す。
目の前には鉢植えの緑が10鉢以上、加湿器が蒸気をもくもくあげていて、私は何か思い出しながら右上の方を見て話していた。先生は私の左手前に座っていて、ずっと私の表情を見ているようだった。
とりとめなく思いつくままに、ほとんどずっと私のペースでしゃべっている。現在のこと、過去のこと、親のこと、仕事のこと、恋愛のこと、依存症ぎみだったこと、トラブルが繰り返されてしまうこと、鬱のこと、子供の頃のこと、いろいろしゃべった。私がエネルギーがない話、空想気味でぼーっとしている。亀だからのんびり亀でいいじゃないか。亀は嫌なのです。障害者として枠にはめられそうになったことがありとても嫌で抜け出したくて頑張って働いている。「カウンセリングでどうなりたいですか?」何と答えたかあやふやだが「ぼーっとしてしまうが時間がもったいない、普通の人のようになりたい」と言った気がする。サバイバル、冒険して刺激になれること。筋肉からの信号が脳にいく、反射神経を鍛えること。そのために筋肉をつけること。そのあと、身体の筋肉に意識を向けイメージをするワークをした。ゆったりして目を閉じる。皮膚の内側、内臓などに意識を向ける。身体の元気なところ、不調なところを感じてみる。胃がぐるぐる言っていた。肩や首が重い気がする。いつも通りだから特別不調だとは思わない。元気なところはすぐにはわからなかった。意識を向けると足の指先、手の指先が元気な気がした。さらに元気なところに集中すると足裏全体が元気になった。手が暖かくなる。鼻からしっかり息を吸う。胸骨を開いてしっかり肺に空気を入れる。これはヨガでやったことがある。綺麗な空気を取り入れて身体を満たし、指先の隅々まで行き渡らせていく。汚れた空気を身体の外へ吐き出していく。身体はリラックスしていますか。イメージしてください。階段を下りると心地良い景色が広がっています。それはどんなところですか。

柔らかな青々とした草、草原。私の部屋のベッド。他には?もっと心地よい景色が広がっていきます。青い空、雲。静かな風の音。柔らかな日差し。布団の肌触りが好き。枕はいくつか種類があるけどふわふわのやつが好き。小川のせせらぎ、めだか。お父さん、お母さん。懐かしいような悲しいような気持ちになって涙が出てきた。何を思い出していますか?子供の頃、川にモーターボートがあった。危ないからと母に反対されていたけれど、お父さんと2人でボートに乗った。川の浅瀬に乗り付けて遊んだ。メダカを見つけて魅了された。川の水が引くと帰れなくなるからもう行こうという父の言葉をよそにメダカに夢中になっていた。川が引いてしまいボートが乗り上げて帰れなくなった。父は黙って遊ばせてくれた。父と二人きり帰れなくなって、静かで日差しが暖かでポカポカしていて幸せな時間だった。それを思い出した。

それからどうなりましたか?
川の水が満ちてきて帰った。帰りに父の友人宅の夕食どきにお邪魔した気がする。テレビで金魚注意報というアニメをやっていた。父の友人関係にお邪魔する事がなかったから、よその家庭の団欒に混じるのはあの時が最初で最後のように思う。

そのあと何て質問されたかはわからない。
子供の頃はお父さんの事が好きだった。今も好き。
だけどもう、生きられる時間がわずかしかない。そのわずかな時間を良いものにしたい。そういうことを答えた気がする。

今の気持ちはどうですか?心地よいですか?
不安はない。落ち着いている。心地よい。
ここにいていいんだ、今はここにいることを過ごす時間なんだと感じる。

カウンセリングは今後続けますか?
自分のペースで続けます。

以上でセッションは終了しました。


写真は六甲ミーツアートで見てきた渡辺篤さんの作品。


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