まともなほうの記事(機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島について)
久しぶりの記事投稿&感想
こんにちは。
おろし生しょうがです。
さっき書いたワッカ記事でも触れましたが、前に初めて書いた時から随分と時間が経過しました。
2年と5か月って凄い空いてますね。
ちなみに書いてなかったのは仕事が忙しいとかありますが、単純に大学時代から使ってたPCがオシャカになっててそこからPCを持ってなかったのが最大理由です。
スマホで書けたりするけどやっぱりなんか書くならPCのが合うんですよね。
そんこんなで期間が空いていたわけですが、最近ついにハイスぺではないにしてもPCが手に入ったので復帰しようかと思い、なんか書こうと思った次第。
というわけで復帰がてら昨日「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」を見てきたのでその感想でも書きます。
本題
2022年6月3日に公開した「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」(以下ドアン)。映画冒頭でも触れられていますが今作は1979年にテレビ放送した「機動戦士ガンダム」(以下ファースト呼称)における第15話「ククルス・ドアンの島」を言ってしまえばリメイクしたものです。
僕はファーストは劇場版三部作もテレビ版も全部見てはいるのですが、ぶっちゃけドアンの話は作画がやばかった回程度の記憶しかなく、あとはゲームとかで岩投げてパンチしてる印象しかないので、ある意味新鮮に見れましたね。
良かったとこ
めちゃくちゃ面白かったわけでもないですが反面つまらくはなく、ストーリーは結構過不足なくまとまっていたのでわかりやすく作られていたのが良かったですね。以下、ストーリーですが……。
『ジャブローでの防衛戦を耐えきった地球連邦軍は勢いのままにジオン地球進攻軍本拠地のオデッサを攻略すべく大反攻作戦に打って出た。アムロ達の乗るホワイトベースは作戦前の最後の補給を受ける為にベルファストへ向け航行。そんな中ホワイトベースにある任務が言い渡される。無人島、通称「帰らずの島」の残敵掃討任務。残置諜者の捜索に乗り出すアムロ達であったが、そこで見たのは、いるはずのない子供たちと一機のザクであった。戦闘の中でガンダムを失ったアムロは、ククルス・ドアンと名乗る男と出会う。島の秘密を暴き、アムロは再びガンダムを見つけて無事脱出できるのか…?』
ジャブローだなんだと色々書いてもありますが、要は『無人島で主人公アムロは戦災孤児とそれを世話する脱走兵に出会う。十分ではない物資や環境の中でも、賑やかに、知恵と工夫と団結で戦時中とは思えない平穏さで生活している子供たちとドアンを目の当たりにし、戸惑いながらも徐々に交流を深めるアムロ。しかし、その陰で戦争の気配は無人島にも及ぼうとしていた』
というストーリーであって、そこに至るまでの背景はガンダムの時系列とかを気にする僕みたいなオタク以外にはあんまり関係ないわけです。Twitterで「夏休み子供向け映画」なんて感想も見たのですがまさしくその通りで、子供にもわかりやすい単純明快さが本作の強みではないかと思ったり。
ちょうど一年前に公開され、偽マフティー含めてある意味話題になっていた「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は、等身大の人間にとってMSという兵器が如何に脅威かというものが丁寧に描かれ、そのリアリティの描き方がこれまでのガンダムシリーズともまた違った驚きを与える作品にしていたかと思うのですが、ドアンはその点をあまり強調しておらず、それが単純明快さに繋がっていたのではないでしょうか。
そのため、ガンダムやロボットアニメその他を見慣れた人からすると物足りなさがあるかもしれませんが、それでも丁寧に話が作ってあったので物足りなさが大きな不満になってない、という感じです。
ちなみに一番印象に残っていいなと思ったポイントはバルカンばら撒くガンダムですね。ガンダムあんまり知らない人はピンとこない部分もあると思うんですけど、ガンダムがバルカンばら撒いてくれると「そうそうこれこれ」といい味を感じるんですよね……。
不満
先日シン・ウルトラマン見に行ったときとか結構不満点あったんですが、今回そこまで大きな不満点がなかったのも個人的には意外でした。
ただ皆無というわけではなく、これは個人的好みですがMSの動きが「人」すぎるのが不満かなぁ。
中盤、とどめを刺されそうなザクが「ま、待て!」と叫んでいるかのように手を前に突き出しているシーンとか、スレッガーさんの乗ったジムが不時着時に投げ出された際に直立で吹っ飛んでいくシーンとか。ガンダムが跳ねまわったりビームサーベル二本構えているシーンに至ってはもはやあれ歌舞伎の見得とか殺陣のそれなんですよね。
とにかく全体的にMSに人っぽい動きが多い。
MSはあくまでロボットで、エヴァのように痛覚がリンクしてるとかでもないわけですから、あんまり人っぽさを出すのも違うと思うんですけどね。
とは言えそれがじゃあ絶対に悪いかというとそういうわけじゃなくて、こういう部分が前述した「単純明快さ」、つまりはわかりやすさに繋がっている部分だと思うので、取り立てて「これが絶対にダメだった」というわけじゃありません。
点数&まとめ&雑記
点数にして85点。正直、今回監督を務めた安彦良和氏の「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」の映像化が僕の中では総合的に大きな不満になってたので(第4作だかでハモンさんがただ戦争は悲しいねソングを歌うだけのシーンにかなり時間割いてたりしたときとか結構やばかったですね)、結構不安というか期待してなかったんですよね。
それでハードル下がってたのもあるかもしれないけど、それ差し引いても面白い作品に仕上がってましたね。
ちなみにこれを見て元のエピソードを見てみようとする必要はないです。
原作は結局30分もない1エピソードでしかなく、しかも作画が崩れてるので、わざわざ見てみる必要はないんじゃないかな。
今回でもしもガンダムに興味を持つ人がいるなら今年久しぶりの完全新作「機動戦士ガンダム 水星の魔女」てのがやるので、そっちをオススメします。
なんだかんだいって直近の作品が一番とっつきやすいですよ。なんだって。
というわけでダラダラ書きましたが今回こんなところです。
今後は映画見たら定期的にこういう感想あげてきたいな、なんて思ったり。
以上。終わり。