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絵の練習を一年続けた!!

丁度一年経ったよ〜ってところで、まとめるか迷ったのですが…
過去のnoteを見返していると、思ったより絵が変化してることに気づきました!

ですが先に断っておくと、まっさらな状態から始めた人のような劇的な変化は無いです!
自分のような、「少し描けるけど伸び悩んでるんだよね」みたいな方の参考になればと思います。

そもそも始めたきっかけ

自分は中高生の時にちょこっと絵を描いていたのですが、あるところから全然成長しなくなったのでやめてしまいました。

そんな自分ですが、「絵の練習を、とりあえず一年間してみよう!」と思ったのは2つのきっかけがあります。


一つは、室井康雄さんの著書「最高の絵と人生の描き方」を読んだ事です。

この書籍の中で、
「絵は才能やセンスだけじゃない。マネすればうまくなる。画力は技術である。」という考え方に衝撃を受けました。

もう一つは、「簡単クロッキー」でお馴染みのhideさんのこのツイートです。

このツイートを見て、早速ルーミス著「やさしい人物画」を購入し、挑戦しました。
そしてなんとか最後までやりきったことで、「自分は本の模写が一冊終わらせられるんだ!」という成功体験を得ました。
直接絵が激変したわけではありませんが、これがデカかったな…と思います。

その後は、手を変え品を変え…色んな方法を手当たり次第、noteに記録しながらチャレンジして、今に至ります!

一年間で取り組んだ事

自分がこの一年で取り組んだのは以下です。

「やさしい人物画」の模写
写真・動画クロッキー
「人を描くのって楽しいね」
「マイケル・ハンプトンの人体の描き方」
「モルフォ人体デッサン 箱と円筒で描く」模写
手のドローイング
顔のドローイング
漫画の模写
「キム・ラッキの人体ドローイング」→図形化

教則本で勉強するコツは
「内容を読んでメモしつつ作例を模写する」
「参考になる作例は何回でも模写する」

だと思います。
模写をする事で、形を覚えるのと同時に、注意深く観察し、理解度を深めます。同じものでも、何回も模写する事で色んな発見がありました。

最後まで終わったのはルーミスだけで、他は大体前半のみ…とかそんなもんです。
(キムラッキの人体ドローイングは継続中)

最初のうちは、模写した後に自分でオリジナルを描いてみるのが本当に辛くて、勉強や模写ばかりになってしまいました。
ですがそれでは、自分がどの程度理解できたのか、そしてどこに問題や疑問があるのかわかりませんでした
なので、後半ではできるだけ、自分の落書きを少しでもするようにしています。

また、習慣づけるために、無理なノルマを課さない事が大事だと思いました。
最低限…の内容をどんどん増やしてしまうと、朝起きるのが憂鬱になってきます…笑
「毎日、手のドローイングをやってみて、いけそうだったら勉強しよう」とか「やりたくない日はやめとこう」って思いはじめた辺りから楽になりました。
そのためには「今本当に必要な練習は何か?」を、自分のオリジナルイラストを踏まえて剪定する事が必要でした。

描きたいもの・描きたい絵を探す

練習を始めた当初、自分の描きたいモチーフってなんだかボンヤリしていて、キャラクター…くらいしかありませんでした。
ですが練習をしていて、少しずつ自描きができるようになってくると、「自分はオシャレな服やインテリアが描きたいんだ…!」という事に気付きました。
人によって「ドラマチックな構図が描きたい」とか「表情豊かな顔が描きたい」とか色々あると思うんですけど、勉強してみないとそのイメージって湧きにくいのかな…自分はそういうパターンでした。なので、「描きたいものが思い浮かばない」って方でも、あとで見つかることは全然あると思います。

また、去年の自分にとってターニングポイントになったのが、11月ごろにやっていた漫画の模写です。
それまで、好きな絵…といっても中々思い浮かばなかったのですが、とりあえず「自分が上手いと思う絵」をいくつか模写してみました。
よくよく考えたら「どんな絵が上手いか?」って人によって違うんですよね。
自分が「良い!上手い!」と思う絵に共通していたのは、人体のパースがしっかりしているという事でした。

これで、自分は「パース感のしっかりした絵」で、「オシャレなモチーフ」を描きたい!という勉強の目標ができました。
目標が決まれば、勉強方法を選ぶのはそんなに難しくなくなったように思います。ロードマップが少し見えて来ました。

イラストの比較…

冒頭にもある通り、劇的な変化というよりは徐々に…という感じです。

丁度先日描いた絵が、椅子に座ってる絵だったのですが…椅子に座ってる絵はなんだか定期的に描いてる!!
今回はそれらを載せてみます。

まず、練習を始めるずっと前の、2020年のイラスト。

この頃は、人の体の回り込み(側面)がどうしても理解できなくて、ペラッペラの紙人間を描いてました笑
なんとなくパースに当てはめてはいるんですが、すごく固いし平面的です。
あと、比率が変だな〜と思います。

次に、noteを始めた、丁度1年前の絵。

勉強した知識を、うまく活用できていない感じがすごいですね…。
2枚目も少し自然になりましたが、まだ紙人間。
あと、この頃って一つ描くのに死ぬほど時間かかってました
描いては消して……って感じです…。

半年後の、8月や9月のイラスト。

この頃はマイケル・ハンプトンの本でジェスチャードローイングを勉強していて、かなり描くのが速くなりました。
ただちょっとやっぱり、なんか変…あと顔がめちゃくちゃ描けなくなりました!
なんだか全然成長してない気がして、何回も絵描くの辞めたくなりました……笑
でも描きたいものが見つかった頃でもあるので、何とか続けました。

そして今週描いた2枚のイラストです。

まだまだ課題はあると思うんですが、だいぶん人っぽく…そしてイラストっぽくなっていませんか?

ちなみに、ここ最近で一番効果あったな〜って思うのは、キム・ラッキ本の「図形化」の練習です。
最初の方にある「図形化」の作例を毎日模写してから、ポーズ集の写真をその作例の描き方に従って図形化する、という練習を行ってます。
胴体の部分を箱に収めるため、パースと切って離せない描き方だと思います。

ただ、これだけにいきなり挑んでいても、今ほど効果を実感できなかったかな、と思います。
(実際一年前の一枚目の絵では、その時点でもキムラッキの本をちょこっと勉強した跡があります。(胸部の描き方)
ですが、まるで理解度が低くて使いこなせて無いです…。)

自分に期待しすぎない

よくネットで「一年間でめちゃくちゃ成長しました!」みたいなの見かけてワクワクしてしまうんですけど、実際はもっとコツコツ地道で、成長幅も地味〜です。

まず、自分に合った練習のサイクルを見つけるのが大変でした。それに一年つかったと言っても過言ではありません。

途中で何回も筆を折りたくなりましたが、それって、「自分は他の人より速く伸びる!」って謎の期待をしてしまって、その期待を裏切られている(裏切っている)からなのかな…と少し思ったり。

「楽しむことが大事」なのは、描くこと自体を目的にしていかないと、どこかで精神的につまづいてしまうからかもしれません。

また、「カッコ悪い絵」を描くことを恐れすぎるのも良くないです。
失敗を恐れると、描けるポーズや描ける構図しか描かなくなって課題がわからなくなってしまいます。
ていうか最悪自描きできなくなります…なりました…。

自分の場合は、「図形化」の正直カッコいいとは言えない素体を真似しているうちに「カッコよく、上手そうに描かなくてもいいんだ…」と吹っ切れました笑

なのでとにかく、絵の練習続けるコツは

成長スピードに期待しない
自分にあった練習法を見つける
カッコ悪い絵も描く!

だと思います!

ていうか、とりあえず描いてれば、これくらいは成長するので、あとはメンタル勝負です。

ということでまた一年よろしくお願いします!
練習内容の詳細は、平素の記事に載せています。
もし気になる方がいましたら見てみてください🙇‍♀️

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