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あくまで最低の栄養基準(指標)であるという事 Vol.9

例えば。
ドッグフード(総合栄養食)の栄養基準(指標)について

ドッグフードは、AAFCO(米国飼料検査官協会)という組織の提示している栄養基準値を栄養バランスの指標として基本的には製造されております。
内容の中に、タンパク質が成犬18%以上、脂質は成犬5%以上が必要となっている。また、炭水化物に関しては明記がない。


現に、AAFCOの見解として「犬が必要とする炭水化物の最低量はゼロである」と述べている

ここで捉えておきたい事。
”これは最低の栄養基準というだけ”

身近な事柄で例えるなら。
強行規定の労働基準法は労働条件の最低の基準であって、それを満たしてさえいれば良い訳ではない。本質的には労働条件を低下させない、向上を図るように努める為の法ですよね。
向上を図ってこそ労働者のより良い生活が実現される訳です。

ドッグフードの栄養基準も同じで、
基準を満たしているから”良いドッグフードではない”です。

数字だけの話ならどんな素材を使ってもクリアできるでしょう。
穀類ベースで作っても、肉類ベースで作っても、犬にとって不適切な素材や品質の悪い素材でも数字上は同じにできます。
しかし、それは犬の健康になるのかは別の問題だと考えます。

炭水化物量の明記義務がないから、適当でOKなのではない。
最低必要量の基準がないという事は、なるべく少なくするべきなのです。

最低賃金はゴールではなく”スタート”だよね。
ドッグフードの栄養基準だってゴールではなくスタート。
「ドッグフードという商品の土俵に上がる事ができただけ」
「ドッグフードという商品を製造する際に最低限必要な事」
という感覚で個人的には捉えております。

当店は、それを踏まえてドッグフードを選び、店頭で販売しております。



MUKUSYTON SC,Ltd.

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