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在宅勤務とローストポーク

作れる料理はせいぜいカレーライスと餃子といったダメ夫なのですが、最近のコロナ禍でスーパーに買い出しは行きます。基本的に在宅勤務だし、裁量があるので打ち合わせのない時間に最寄りのスーパーまで買い物に行きます。時には外出中に打ち合わせに参加するようなこともあり、先日購入したAirpods Proとスマホと諸々の機器をうまくつないで、なんとなく会議にしているような雰囲気を出しながら仕事をしているフリをしています。仕事の話はここではどうでもいいですね。

家族で食事をしているので、まあ2~3日に1回はお酒を飲みます。概ねビールとワインですね。500mlの缶を250ml保温タンブラーに分けて1杯づつ飲んで、それからワインを1本開けるのがルーティンです。ワインの好みはカベルネソービニヨンとシャルドネといったごくごく一般的な品種ですが、最近はジンファンデルなんか濃くて好きです。ワインといっても1000円前後のものが中心です。合計すると月に10本以上飲むわけですから高いワインはおいそれと飲めません。グラスは減らないのでアウトレットか何かで買ったリーデルで飲んでいます。

酒を飲むにはつまみが必要なのですが、最近は肉をかたまりで買うのがマイブームです。スーパーに行くとワインを物色しつつ、肉コーナーのおっちゃんに頼んで大きめの肉を取ってもらっています。かたまりで買った肉を適当な大きさに切り出してローストします。直近は豚ヒレでおいしいローストポークができました。とはいえ作り方は簡単です。

まずかたまりの豚ヒレ肉を500グラム~1キロ用意して、表面を適当に味付けします。その後鉄のフライパンで各表面を強火で2分くらい焼いて焼き目をつけてから、極弱火にして2分おきに裏返し、を何度も何度も繰り返します。大事なのは内部の温度で、こればかりはカンではなんともならないので肉用温度計を使うのですが、だいたい65度を超えたら裏返すのを止め、フライパンから上げて焼いた5分ほど休ませる、これでできあがり。一応63度あればよいらしいのでギリギリか。この辺は飼育状況や鮮度によると思いますので自己責任でお願いします。休ませるのも内部の菌やらなにやらを殺すために必要なインターバルなようです。

結局料理といってもフライパンと温度計がしているようなものですが、自分としては別に料理をした感がなくてもおいしければいいや、なので大丈夫です。可能な限りペラペラの薄切りにしたローストポークをソースや辛子つけて食べながらカベルネソービニヨンを飲む、なんでもない夕食ですが、わざわざ外に食べに行くような欲もなくなるのでおおむね満足です。そんな生活をして身体もポークになるというダブルミーニングではありません。

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