手紙を書きたい
この春、我が家の子どもたちは親の諸事情により、保育園を転園することになります。住む場所は変動がないのですが、保育園が変わるので、少し生活時間が変わります。
そうなると、ぼくはまだしも、育児休暇が明ける妻は戦々恐々なわけですが、彼らの生活リズムにも変化が生じますし、何よりも交友関係が変わることになるので、果たしてどうなるかなぁ、と行ったところ。
思い返せば長男は、1歳半の頃から5歳半となる4年間通っていたことになるので、当人もそうですが、ぼくたち夫婦に感慨深いものがあります。
子どもが初めて体験する自宅以外の対人関係を構築する場所である保育園ですが、ぼくや妻は、それまでに見聞してきた保育士の方々のイメージとは打って変わり、すごく息子たちの様子を見ていただき、それこそ愛情を注いでいただいたと感じています。
親が自宅に専門家を呼び、いわゆる就学前教育をきちんと行うことができればよかったのかもしれませんが、我が家にはそんな余裕はありませんから、夫婦で共働きしながら、彼らには保育園へ通ってもらう生活をせざるを得ません。
彼らがそれをしたいのかと聞かれれば、担当する保育士さんとの関係や、その保育園へ通う他の園児たちとの関係にもよるのでしょうが、正直、親の都合に付き合ってもらっている、のも自覚しています。
それでも、我が家の息子たち、特に長男にとっては、良き保育士と出会い、時には真剣に通うことが嫌になってしまうぐらいに悩んだ友人関係も経験することになりましたが、それも本人が乗り越え、良き友人のできた保育園生活となっています。
その慣れ親しんだ保育園での生活も残り少なくなってきたこと、慣れ親しんだ保育士や友人との関係が日々の生活の中で切り離される状況になること。
少なからず、生活環境や状況が変化することは適応することが求められることでもありますので、ぼくや妻はもちろん、この春から保育園へ通うことになる三男含め、少しストレッサーの多い時間となりそうです。
そんな状況を鑑みて、我が家の長男が「手紙を書きたい」と。字をろくに書くことができないのに。
最近、字の練習をはじめたばかりでもあるので、それもありますし、ぼくの知らないところで母親(妻)から促されたのかもしれませんが、ぼくに向けて明確に年少組から2年間担当してくれた保育士さんと、同じクラスの友人たちへ「手紙を書きたい」と言ってきたのです。
本人の中で、何かを書きたいと書く内容が明確になっているわけではなく、話を聞いてみると、「自分が存在していたこと」「仲良く遊んでくれたこと」「またいつでも遊んでね」なんてことを伝えたいんだ、と。
彼が今の保育園へ通うのも、残り一週間です。
未着手のため、一週間の中で少しずつ一緒に取り組んでいこうと思います。
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