翻訳することができる人の文章に触れることっていいですよね、なんて。
先日(12/12)、松本健太郎さんがデータサイエンティストとしての本業を背景にしたマーケティング論をnoteで書いてくださっていまして、これが本当に良記事なんです。
なので、それとなく興味がある人は、まず読んでみてください。
読んでいただけるとわかるかと思うんですが、松本さんの文章って、すごく噛み砕かれてるから読みやすくて、ついつい読み進めていけるんですよね。
僕は最近、こんな風に「わかってない人」とか「わかろうとしてるんだけど、ちょっと要領つかんでない人」というステータスを保持している人(僕です、僕)たちにわかりやすく書いてくれる人のことをこう呼びます。
翻訳者、と。
僕は松本さんのことを知らなかったんですよ。5月まで。
5月ぐらいに、人工知能関連の記事を読んで、それをぴょいっと投稿(ツイート)したら、それが松本さんの記事だったので、ご本人登場...になったわけです。
そこからいくつかやりとりしてくれたわけですが、その内容もメチャクチャ勉強になるんですよね。
そこからも「松本さんの記事だったら読もう!」って思えるぐらいに、読み応えがあるにも関わらず、メチャクチャ読みやすく解説をしながら文章構成なのでついつい読みたくなるんですよ。
だいたい、数学的なビッグデータとかデータサイエンティストって、「イマイチ何してるのかわからない」とか「数字に強そう」みたいに雑な感想を抱く人が多そうなんですけど、松本さんの文章よむと「ちょっと分かったかも...」みたいになることができます。
僕もそれとなく意識はしてるつもりなんですけど、ついついムズカシイことばを使いたいわけじゃないのに、語彙力が乏しいがためにムズカシイことばにしてしまったり、表現がムズかしくなったり...
文章を書いてお金を稼げるような人ではないんですけど、それにしたって魅力的な文章をかけるひとに対して、僕は魅力を感じます。それなもので、ついつい目指したくもなります。
外国語から日本語への翻訳をする人は「日本語で読む人は、どんな文章にしたらすんなり読めるかな」とか「これは英語でしか表現のしようがないんだけど、日本語にしたら...ぐぬぬ」みたいな葛藤を乗り越えてる訳で。
それをすんなりできるのが、翻訳者なんでしょうねぇ、なんて思う僕です。
繰り返しになりますが、松本さんのように、自らの専門とする領域を、ちょっと興味がある人や、分かってないけどわかりたい人、もっと言えばわからない人に翻訳できることってすごく大切なことだなって。
そうなるために僕は毎日noteを書いてるともいえます。
あ、そうそう。ちなみに、松本さんの記事はやっぱりスポーツ関係の人にこそ読んでもらいたいと思ったから、そんな旨をツイートしたら、松本さんからこんなリプライが。
思わず「ヒャっ...!」ってなりました。
なりましたが、こんな風に松本さんがスポーツについて書いてくださったことを考えると、非常にうれしく思う次第です。