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未来の記憶
ドラえもん、好きですか?ぼくは大好きですし、いまは我が家で生活をともにする長男をはじめ、次男も好きな様子。
夢がありますし、中で動くキャラクターたちの行動や感情に対して、ついつい揺れ動くものを感じたり、感じていたのはぼくだけではないハズ。
ぼくたちの住む世界に、リアルなドラえもんは存在しませんので、ドラえもんが駆使する道具たちを扱えはしません。
ただ、原作を読んでいても、放映されてるアニメを見ても、道具以上に“小学生”の世界に没入させてくれる“設計”がなされてるんだなぁ、と齢34にして痛感しているところです。
ドラえもんが駆使する道具の中でタイムマシンがありますが、原理的に可能だとか、倫理的に不可能だとかいろいろな言説がありますよね。
それが実現可能かどうかは置いておいて、今回のタイトルにしてる不思議な現象というか何というか。
それをドラえもんはやってるじゃないですか。
なんだか、いいなぁ…なんて思ったのです。
ドラえもんは「未来」から来たネコ型ロボットですから、正確にいえば『記憶』ではなく『記録』なのかも知れません。
それでも、彼が話す未来の話は『記憶』なんです。未来なのに。言葉の矛盾があるのは承知の上。
未だに来てない事柄たちを、堂々と語る姿からは『記憶』を語ると表現する他にないよな、なんて思ってしまったのです。
のび太を中心として、ジャイアン、スネ夫にしずかといった登場人物たちは、ドラえもんと共に(特に映画で)過去や未来へ冒険をするわけです。
過去に行けば、自分たちが過ごす現代に影響が出ないように配慮するし、未来でも同様です。起こりえない、起こってはならないことが起こらないよう、注意を払いますし、起こってしまおうものならタイムパトロールが出動してきます。
彼らはドラえもんの協力を得ながら、教科書の中でしか知らない過去や、空想としての未来ではなく、実体験としての未来と過去を知ることができています。
それって、歴史改変やタイムパラドックスに陥る大きな要因だろう(記憶に残るような体験をしてしまう以上は、彼らの行動が変容するきっかけになり得る)とは思いながらも、羨ましく思うわけですし、ついつい応援してしまうのです。
人それぞれに体験、知覚してきて、保存される記憶を時空間を超えて蓄積できるなんて稀有な体験はできないですが、未来は刻一刻と確実に迫ってきます。
ぼくは、時間の流れは逆算的なものだと思っているので、未来から現代に流れてるのではないかと根拠のない仮説のもとで生きています。
そう考えると、強烈なまでの未来に対する想像が、記憶にするなりうるのではないか、それは立派な未来の記憶なんじゃないか、と思うのです。
その未来の記憶にある想像物をカタチにできる一握りの天才にはなれないかも知れませんが、記憶に基づいた行動を取れるようにはなるのではないでしょうか。
そりゃ、すべてがその通りに行くとは思いませんし、思えませんが、少なくとも前向きな気もします。
そんな風に考えた朝の5:00前。そんな朝早くに起きてきた長男が「ドラえもんをみたい」と述べたのも、因果なものですね。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。我が家の子どもたち、早起きするときには体調が悪くて眠りが浅い日が多いので心配ではありますが…
ぼく:遠藤 涼介/Endo-san (@ryosuke_endo)
#スポみら (元 #スポーツの未来に僕たちができること )オーガナイザー。 第一弾、新潟経営大学イベントの資金調達を目的に行ったクラウドファンディングは3サイトで募集し、すべて目標達成(総合達成率140%)#新潟 を #前向きな空気の溢れるエリア にすべく活動中。
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