アルコールへ対する欲求

アルコールは身体精神どちらへも依存を形成する強力なヤクブーツである。

何でこれが規制されてないのってレベルで健康被害を撒き散らしている。

未治療のアルコール依存症の5年生存率は60%と、予後はそんなに良くない。

生命予後に関わる部分以外でも、脳の萎縮、栄養状態の悪化(ウェルニッケ脳症へと繋がる)、対人関係の悪化、転倒や喧騒のリスクなどデメリットは枚挙に暇がない。

人間関係を円滑にする潤滑油?そんなのは個と公の境界があってないような時代の必要悪である。現代においてはストレスのはけ口、それも徐々に身体を蝕む類の、まさに麻薬だ。タバコは規制されるのに酒は全然話題に上がらない。

何でかね?金?まぁ酒は一杯500円とすると、タバコは大体一箱に相当する。

ハイボールなら3分で飲めても一箱3分で吸えるやつはいないだろう。そう考えると時間当たりの単価がタバコに比べて酒の方がダンチで高いんだろう。日本人は下戸も結構いるから一概に言えないが、酒の需要は大きい。かわりに変に酒に寛容なせいで、一部の酒豪が後先考えずジャブジャブ飲めるというのはあるかもしれない。

一億総enablerなこの国は、やっぱり段々風潮は変わって来ている。いい意味悪いい意味で自己責任という流れができて来て、やっぱ酒に呑まれる奴はダメだという、先進国の世論に段々近づいて来ているように思える。

根本的に社会の、酒に対するあり方が変わらないと個人の酒に対するスタンスも変わらない。もちろん、そんな未来が訪れたとしても今依存している人はどうしようもないが。

 #alcohol  #アルコール #アルコール依存症 #断酒 #禁酒

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