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持続可能な介護へ向けてドクターメイトの「夜間オンコール代行」

こんにちは、医療と介護をつなぐドクターメイト、note編集部の山本です!
ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談夜間のオンコール代行サービスのほか、介護スタッフ向けの教育支援ツールを提供している会社です。

前回は、創業以来のサービス「日中医療相談」についてお伝えしました。その誕生の背景にあったのは、介護現場が抱える「医療の手が届きにくい」という課題。

今回ご紹介する「夜間オンコール代行」もまた、多くの介護現場に共通する「夜間体制」の課題から 生まれたサービスです。


医療職がいない、看護師が離職する…介護現場に共通する「夜間体制」のお悩み

医療者が不在!医療的判断はどうする?

日中医療相談を受ける中で「夜間の医療相談はできませんか?」とお問合せいただく機会が多くなりました。その理由を探るうちに見えてきたのは、介護施設の「夜間体制」に関するさまざまなお悩みでした。

原因のひとつは、夜間の介護施設には「医療職がいない」ことです。介護施設は病院とは異なり、看護職は日勤のみの勤務形態であることがほとんどです。看護職が帰ってしまうと、夜間、施設にいるのは介護職だけ。例えばその後、ご利用者の体調が急変することも珍しくありません。様々な症状に対し、介護職だけで医療的な判断を下すのは非常に困難で、精神的負担も大きいことがわかりました。 

家に帰っても休めない。負担が大きく看護職が離職…

医療職が不在になる夜間、介護職が判断に迷うような緊急事態が起こった際に対応を行うのは、オンコール勤務の看護職です。「オンコール」とは、連絡を受けたら即座に対応できるよう待機しておく勤務形態のこと。介護職からの相談を電話で受けたり、状況によっては施設に駆け付けることもあります。
オンコール勤務にあたる看護職は、自宅にいながらも「着信があればいつでも出られるように」と気にしておく必要があります。入浴やトイレの際にも携帯電話を手放すことができず、就寝中も気になってしまい、しっかりと睡眠が取れないことも多くあるようです。
さらに、医療的な判断を下すのは自分ひとり。精神的負担から体調を崩し、離職へとつながる場合も少なくありません。

介護職、施設長にもそれぞれの課題が…

オンコール業務による負担を抱えるのは、看護職だけではありません。まず、夜勤を担当する介護職。ただでさえ不安が大きい夜間、緊急時には適切な判断を下す必要があります。「いつでもオンコールしてね」と言われていても、帰宅後の看護職に連絡するのは気が引けてしまうもの。日中、忙しく働く看護職を見ているだけに「ゆっくり休ませてあげたい」という気持ちから、連絡を思いとどまることもあるようです。

さらに、管理者である施設長にとっても課題があります。オンコール業務があることによって、看護職の採用は難航。施設によってはオンコールの担い手がなく、専門外ながら施設長や相談員が対応するという場合もあるといいます。これでは緊急時の対応の遅れ、危険な症状の見逃しなど深刻な事態を招きかねません。

ドクターメイトが施設の夜間オンコール業務を代行!

夜間の体制を見直し、持続可能な介護へ

介護施設において、看護職の果たす役割は非常に重要です。ご利用者のご家族や医療機関との調整、日中のケアについての体制づくりなど、介護施設の医療を支え、多岐にわたる業務を担っています。

その看護職の負担を少しでも軽減しようと、ドクターメイトの「夜間オンコール代行」サービスはスタートしました。オンコール業務をお任せいただくことで、看護職のみならず介護職、施設長など職員全体の負担を減らし夜間体制の課題を解消。持続可能な介護の実現には、スタッフの方々が安心して働ける環境を整えることが不可欠との思いからです。

「日中医療相談」の実績を土台に、介護施設へ「安心」をお届けするためのサービスを提供しています。詳細について見ていきましょう。

365日対応可能。何度でも相談できる!

365日、ドクターメイトに所属する看護師が夜間オンコール対応をします。介護施設で経験を積んだ看護師も在籍しており、介護現場や施設環境を踏まえて適切な回答を心がけています。相談回数に制限はなく、不安があれば何度でも相談ができます。

医師も待機しているから安心!

ドクターメイトの夜間オンコールには、看護師とともに医師も待機しています。判断に迷った看護師はすぐに医師へ相談した上で回答を行います。さまざまな見地から迅速かつ最適なアドバイスを行うための体制を構築しています。

チェックリストを用いて、一緒に状況確認!

緊急時も慌てずご対応いただけるよう、導入施設には「チェックリスト」を共有しています。チェックリストを用いて一緒に確認していくことで、ご利用者の症状や緊急性を正しく判断することが可能です。

相談レポートで的確な情報共有!

医療機関およびご家族様への説明や、施設内の申し送りに利用できる相談レポートをご指定のアドレスに送信します。レポートは相談を受けた看護師が作成しますので、医療知識がなくても状況を的確に共有できます。

導入施設からいただく、嬉しいお声

困ったら「ドクターメイトに相談しよう」

サービスをご利用中の施設からは、「オンコールがないことで、看護職の離職率が減った」「新しい看護職がすぐに採用できた」など嬉しいご報告をいただいています。

的確な判断ができることで救急搬送の回数が減少した施設も多くあります。また、オンコールで相談を重ねるうちに介護職の医療知識と経験が向上し、より良いケアの提供につながった!など、想定外の好循環も生まれています。

今後もより良いサービスを目指し、何か困ったら「ドクターメイトに相談すればいい!」という安心感をお届けしていきます!